ワイナピチュ(マチュピチュ遺跡のお隣の山)が絶対オススメの3つの訳
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
マチュピチュ遺跡の写真をみると必ず載っている後ろの険しい山。
ワイナピチュ。
ペルー旅行の最大のイベントマチュピチュを見終えた翌日は、後ろにそびえ立つ岩山ワイナピチュへ登ってみるのはいかがでしょうか?
今日は、その険しい岩山、ワイナピチュに登って来たので、ご紹介したいと思います。
(マチュピチュについてはこちら
→マチュピチュ遺跡! あ〜神秘的〜!行き方、見学方法!
→必見マチュピチュ遺跡!クスコからインカ電車マチュピチュトレインで行く方法!)
Contents
ワイナピチュって?
ワイナピチュはこのマチュピチュ遺跡の後ろに見える山。
マチュピチュ遺跡にいきたいな〜と思っている方ならパンフレットなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
マチュピチュ遺跡の標高は2430m、それに比べてワイナピチュは標高は、2,693m。
マチュピチュ遺跡よりも少し高いので違う角度からマチュピチュ遺跡を見下ろせる形になっています。
マチュピチュ遺跡は、実は、マチュピチュ山とワイナピチュ山の尾根にあります。
マチュピチュは老いた峰という意味に対し、ワイナピチュは若い峰という意味なんですよ。
マチュピチュの山への登山も人気ですが、それより人気なのがワイナピチュの山。
ワイナピチュはマチュピチュの山よりも標高は低いものの険しい山です。
でも、その険しい山の上にも遺跡があったり、山の途中には月の神殿があったりと山の中に遺跡が点在しているのも見ものです。
ワイナピチュ山の登り方
午前5時
マチュピチュの麓のホテル側のバス停からマチュピチュ山へと向かいます。
チケットはマチュピチュ遺跡とワイナピチュが一緒になったもの。
マチュピチュ遺跡が6時に開くので朝一番の入場を目指し、まだ暗いうちから出発。
午前6時
前日に入場したマチュピチュ遺跡にパスポートを見せてもう一度入場。
前日はすでに日が昇っていましたが、朝6時とあって、まだ薄暗い感じです。
でも、朝早くかお客さんはいっぱいです。
入り口を入るとワイナピチュ方面の入り口があるのでそちらの方向からマチュピチュ遺跡へ。
朝7時のワイナピチュ入山まではマチュピチュ遺跡で見逃したところを周りましょう。
昨日見た景色と角度が違って、こちらも素晴らしいですよ〜。
午前6時30分
西の方向にはアンデスの山々が見え、月も綺麗に見えています。
マチュピチュで一番神聖と言われる主神殿の前で朝日を拝むことにしました。
出て来た〜!!!
マチュピチュで見る朝日!
感動ものです!!!
このポーズで朝日を拝むとパワーを得られるとガイドさんが教えてくれたので、私もこのポーズで朝日を拝んで来ました(笑)
チャカナと呼ばれインカの世界観のシンボルの石。
夏至にはこの石の影が真後ろに来るそうです。
日時計にも光が当たっています。
午前7時
朝7時にインティワタナが開場になったので見学。
ここからの朝日もとても神聖に感じられます。
石の形が見事に後ろの山と同じ形をしていることにも感動。
インカの人たちが後ろの山と同じ形に石を彫り刻んだとのことです。
マチュピチュ遺跡一番のパワースポット、インティワタナ。
このインティワタナで朝日をたっぷり受け、しっかりパワーを注入することができた気がします。
ラマも朝日を見に集まって来ていましたよ〜。
午前7時15分
マチュピチュ遺跡の「聖なる岩」の側にある小屋で入山の受付をしていざ出発!
ところどころに看板があり、道を示してくれます。
ワイナピチュは急な岩山。
片側は急斜面になっていて、ロープがあるところも多く、ロープを片手に岩の階段を昇っていきます。
途中には洞窟があり、ここを通ることでお母さんのお腹から生まれ還ったような意味になるそうですよ〜。
頂上付近にもこんな遺跡があります。
こんな険しい山の頂上付近にこんな石をどうやって運んだのか。。。すごいとしか言いようがありません。
そして、これがワイナピチュからマチュピチュを見た景色!
見慣れない景色ですが、これも素晴らしい〜!!
数日前にガイドさんが見せてくれた本の中の景色と同じです。
コンドルの形をしてるのがわかりますね〜!
インカの街はこのように、神聖な動物たちの形をして街が形成されてるそうですよ〜。
例えばクスコはピューマ、
オリャンタイタンボはラマだったりするそうです。
午前9時
そんな話をしながら登ると、ついに頂上へ!!
ところどころ休みながら昇ったので、時間にしてだいたい1時間半くらいかかりましたが、なんとか無事に頂上に来ることができて感無量。
ここからの景色は見慣れたものとは全然違いますね〜。
マチュピチュ遺跡の向こう側にある山がマチュピチュ山です。
マチュピチュは高さはあるのかもしれませんが、確かにワイナピチュよりもなだらかなのがわかりますね。
ワイナピチュの頂上は、岩山だけあって、大きな岩がいくつかあるだけ!
のんびり頂上で休む。。。とかそんな事を想像していた私がバカでした。
次から次へと登山客が来るので、写真をとって早々に下山しないと人で溢れかえってしまいそうなくらいの狭い場所です。
私たちも記念の写真を撮って惜しみながら下山。
午前9時15分
ここからは普通に下山だけでなく、せっかくなので月の神殿(Gran Caverna)へ向かいます。
入り口にあった地図で見ると
赤線が頂上までの往復コース。
私が行ったのは、白い線のコース!
ガイドさんが「帰り道に行けるから〜」と連れて行ってくれたのですが、よく見たら、山一周コースだったと後から気づきました(笑)
それは、それはきついコースでしたが、山道は自然がたくさんあり、感動するものばかり。
ガイドさんも色々と用意してくれていて私たちに披露してくれ、本当に素晴らしかったですよ〜。
神聖なコカの葉っぱを数枚使って息を吹きかけたり、
笛を吹いてくれたり。
私たちに休憩させてくれている間に色々と見せてくれます。
そして歩く事1時間弱。
やっとつきました月の神殿。
ここからの景色も最高です。
月の神殿は、洞窟だった!!
神聖な石組みでできた棚は未だに何を置いたかは謎のようですが、もしかしたらミイラ(死者)を置いたのではないかと言われています。
正面の大きな石にはパワーがあるとのことで、そこに心臓を当ててパワーアップするといいそうです。
近くには石組みでできた建物があります
中に入れるものもあり、
そこでも、ガイドさんが色々と儀式をやってくれました。
コカの葉っぱで清めたり、
お酒でお清めしたり。
ここでも笛の演奏を披露してくれました。
マチュピチュでは朝日を感じ、ここ月の神殿では、インカ時代の人たちの夜を想像することができ、なんかとてもいい経験をさせてもらったいました。
そして、今度は素敵な景色を眺めながら本当に下山。
下山中は、
急なハシゴがあったり、
幅1mもなく、手すりもない断崖絶壁の場所を歩いたり。
命辛々の岩山の下山でした。
振り向くと、こんな岩道を歩いたのか〜と自分で自分を褒めたくなります(笑)
午後12時
そして無事行きにサインした小屋に帰ってこれました。ほっ!
午前7時15分ごろに入山し、午後12時10分に下山。
丸5時間の登山でした!!
午後1時30時
ワイナピチュから下山後、出口までコースで最後のマチュピチュ遺跡での時間を楽しみます。
ラマちゃんも見納め〜。
この先、もう来るかわからないので、この景色、しっかり目に焼き付けてきました!
ワイナピチュ山オススメの訳
ワイナピチュの登山を時間を追ってご紹介しましたが、その工程をわかっていただいたところで、ワイナピチュ登山のオススメの訳を書かせていただきます。
それは、
- 違う角度でマチュピチュ遺跡の景色を楽しめる
- ペルーで軽装ながらも本格的登山を感じられる
- インカ文明の太陽と月の両方の力を感じられる
からです。
もっとあげれば理由はいくつも出てきますが、上の3つは私がもっとも感じたこと。
これだけでも行く価値ありです。
本当にオススメですよ〜。
ワイナピチュ山に行くと決めたらやることは?
ワイナピチュ山に行こうと決めたなら、まずやらなくてはいけないことがいくつかあります。
入山の予約
まずは入山の予約です!
ワイナピチュは誰でもが行ったら登れる。。。というわけではなく、前もって予約をしないと登れない山なのです。
というのは、1日400人しか登れない人数限定の山なんですよ。
なんかそれだけでも価値のある山だと思いませんか?
しかも時間が決まっていて、朝の7時から8時に200人、そして次は朝の10時から11時に200人が入山できる仕組みになっています。
入山時に、入り口にある小屋で名前と入山時間を記入しなくてはいけません。
そして、下山し、出口を通る時に
下山した時間を記入します。
これで、入山した人が一人残らずワイナピチュから降りてきたことがわかるというシステムになっているんですね〜。
マチュピチュ遺跡の方は入り口でパスポートなどを見せますが、出口ではこの様なシステムはありません。
何年か前にテントを持って夜中までマチュピチュ遺跡に居座って逮捕された観光客がいたそうなので、是非、その様なことはしない様に注意してくださいね。
私がワイナピチュに登ろうと決めて予約したのは3ヶ月前。
旅行を決めたと同時に旅行会社を通して予約しました。
そのほかの購入方法は、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)の文化庁で購入するとか、クスコの文化庁で購入とか、インターネットで予約するなんて方法があります。
勿論、こんな前から予約する必要はありませんが、観光ピークだといつ400人に達してしまうかわからないので、行くと決めたら、是非お早めに予約することをオススメします。
インターネットでの予約が一番楽なのですが、ペルーというお国柄、日本やアメリカのクレジットカードでは決済できない場合があるので是非その辺りも気をつけてお早めにアクションをとってみてくださいね〜。
(一度予約するとキャンセルはできないので、行くかどうかはしっかり考えてから決めましょう)
登山への服装、持ち物は?
予約ができたら、次は登山の準備をしましょう。
履き慣れたスニーカー
ワイナピチュはかなり厳しい山になります。
登山用の靴までは必要としていないまでも履き慣れたスニーカーなどは必須。
かなり険しい岩道や、所によってはハシゴを降りたり登ったりしなくてはいけないので、滑りづらいしっかりしたスニーカーでいきましょう。
帽子
山の上なので、日差しが強いです。
日よけにもなる帽子をかぶりましょう。
長袖シャツ+フリース+ジャンパー
山の天気は変わりやすいもの。
私が行った日は冬(8月)だったのですが、日中はとても暑く、半袖でもいいほどでした。
でも、入山時の7時ごろはまだ寒く、長袖にジャンパーでちょうどいい感じ。
何枚かを重ね着して、歩きながら調節して行くのがいくことをオススメします。
ズボン
ワイナピチュの登山はかなり険しいので履き慣れたズボンをオススメします。
ジーパンで登っている方も見かけましたが、硬い生地のズボンだと足をあげるのにかなりきつそうに見えました。
チノパン、トレーニングパンツなど歩きやすいものにしましょう。
リュック
ワイナピチュに入山する際、マチュピチュ遺跡にまず入らなくてはいけません。
マチュピチュ遺跡に持ち込めるバッグの大きさは
重さ : 0.5kg / 11lb
大きさ : 62 inches / 157cm (tall + long + wide)
以内
と決まっているので、気をつけましょう。
水筒
マチュピチュ遺跡にはペットボトルは持ち込めません。
水筒を持っていきましょう。
登山中は喉が乾くこともあるので、休憩の時に飲み水は必要です。
忘れずに持っていきましょう。
カメラ
せっかく行くなら、景色をカメラに収めたいですよね。
最近では携帯にカメラが付いているので、それで写真を撮るのもいいですね。
ただ、あまりに険しい山登り中だとカメラ(携帯)を落としかねないので気をつけてくださいね。
(カメラを落とすなら仕方ないですが、足を踏み外して怪我をする。。。なんて方も毎年いらっしゃるようですので、注意してくださいね)
パスポート
ワイナピチュへ行く時にマチュピチュ遺跡を通るため、入り口で提示を求められます。
忘れずに持っていきましょう。
日焼け止め/虫除け
山の中なので、晴れると日差しが強いです。
日焼け止めを塗っていきましょう。
また、山の中には虫もいるので、虫除けスプレーなどをして行くといいと思いますよ〜。
マチュピチュのホテルについてはこちら
まとめ
お天気にも恵まれ、きつい登山ではありましたが、最高のワイナピチュ登山でした。
朝早く行ったおかげで、朝日をマチュピチュ遺跡から拝めたのもワイナピチュに行ったおかげだな〜と改めて感動。
もし体力のある方なら、マチュピチュ遺跡のついでにワイナピチュに登る事をオススメしまーす!
是非、楽しんできてくださいね。
そして、その思い出をご報告いただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!