全米オープンテニス(US Open tennis) 車椅子部門 出場日本人2選手の結果は。。。?
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
今年の全米オープンテニスも終わってしまいましたね。
毎年熱い戦いの全米オープンテニスが終わると、NYに秋がやって来た気がします。
今年は男子がノバク ジョコビッチ選手、女子が日本の大坂 なおみ選手の優勝で幕を閉じました。
でも、もう一つ記録しておきたいことがあったので、今日はそれについて書きたいと思います。
それは、車椅子部門。
車椅子部門には日本が誇るスーパースター選手がいるのをご存知ですか?
それは国枝 慎吾選手と上地 結衣選手です。
その2人の選手をご紹介とともに、2018年の全米オープンテニスでの活躍をご紹介したいと思います。
Contents
車椅子部門日本の場選手
車椅子部門に出場した日本の国枝 慎吾選手と上地 結衣選手を1人づつ見てみましょう。
国枝 慎吾選手(くにえだ しんご)
1984年2月21日生まれの34歳。
ユニクロ所属
身長173cm
右利き
ATPランキング自己最高位:シングルス1位、ダブルス1位
グランドスラムシングルス優勝回数22回
全豪:9 回 (2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2013, 2014, 2015, 2018)
全仏:7回 (2007, 2008, 2009, 2010, 2014, 2015, 2018)
全米:6回 (2007,2009, 2010, 2011, 2014, 2015)
グランドスラムダブルス優勝回数20回
全豪:8回 (2007,2008, 2009, 2010, 2011, 2013, 2014, 2015)
全仏:7回 (2008, 2010, 2011, 2012, 2013, 2015, 2016)
全英:3回 (2006, 2013, 2014)
全米:2回 (2007, 2014)
パラリンピックシングルス金2つ
金: 2008 北京, 2012 ロンドン
パラリンピックダブルス金1つ、銀2つ
金: 2004アテネ
銅: 2008 北京, 2016リオデジャネイロ
9歳の時に下半身麻痺(脊髄腫瘍のため)になり車椅子を使用するより、小学校6年の時に、車椅子テニスを始めたんですね。
麗澤高校で海外遠征に初参加し、そのまま大学に進学後、W杯チームカップで優勝するという快挙。
この頃にであっったテニスのコーチがこの国枝選手をここまでの強さにしたとも言われています。
その後、オリンピックやグランドスラムなど数々の大会で優勝をしています。
グランドスラムの優勝回数は歴代の選手ではダントツで1位です。
何年間も1位を維持することの難しさ、どれだけ努力をしていらっしゃるのかと思うと頭が下がります。
上地 結衣選手(かみじ ゆい)
1994年4月24日生まれの24歳。
エイベックス グループ ホールディングス所属
身長143cm
左利き
ATPランキング自己最高位:シングルス1位、ダブルス1位
グランドスラムシングルス優勝回数6回
全豪:1 回 (2017)
全仏:3回 (2014, 2017, 2018)
全米:2回 (2014, 2017)
グランドスラムダブルス優勝回数12回
全豪:4 回 (2014, 2015, 2016, 2018)
全仏:3 回 (2014, 2016, 2017)
全英:4 回 (2014, 2015, 2016, 2017)
全米:1 回 (2014)
パラリンピックシングルス金2つ
銅: 2016リオデジャネイロ
先天性の二分脊推症で、装具なしでは歩行が困難になって行き、11歳から車椅子テニスを始める。
14歳での史上最年少の日本ランキング1位、その後、一時期テニスをやめようかと思ったが、ロンドンパラリンピック後も続け、ダブルスで年間グランドスラムを獲得するなど、グランドスラムのシングルス、ダブルスなど、数々の大会で優勝をしています。
まだ24歳の若さで、グランドスラムの優勝経験はシングルス、ダブルスを合わせて18回というのだから、ものすごい記録ですよね。
これからまだまだ活躍を期待していいのではないでしょうか。
国枝 慎吾選手とロジャー フェデラー選手の関係
ロジャー フェデラー選手といえば、テニス界の世界の王者、数々のテニスの歴史を塗り替え、グランドスラム優勝最多の20勝をあげている選手で有名ですよね。
そのフェデラー選手、幾度となく国枝選手のことを発言しているのをご存知ですか?
フェデラー選手は「僕より国枝のほうが近い」と年間グランドスラムについて聞かれた時に答えています。
現に国枝選手は2014年から2015年にかけてグランドスラム4大会連続優勝をしていますね。
別の時には、日本人記者が日本には世界に通用する選手が出てこない理由はなぜかという質問をフェデラー選手にしたところ、「君は何を言っているんだね? 日本には国枝慎吾がいますよね。」と答えたことがあります。
私もこの会見を見たとき、フェデラーが国枝選手を心から尊敬しているのだと感じ、胸が熱くなってしまいました。
また、2018年の全豪オープンで3年ぶりに9回目の優勝をした国枝選手に対し、「昨日の国枝の試合はすごかったですね。最高の試合でしたよ。」「国枝を尊敬しています。」と、同じく全豪で歴代最多の6回目の優勝を果たした時に言っています。
そのように発言するフェデラー選手も素晴らしいし、そのフェデラー選手にそう言わせる国枝選手も、本当に素晴らしいですね〜。
2018年全米オープンの結果は。。。?
気になる2018年全米オープンの結果ですが、国枝 慎吾選手と上地 結衣選手ともに
準優勝!
でした!
決勝での結果は、国枝選手が
アルフィー ヒューエット(イギリス)3―6、5―7
上地選手が
ディーデ デフロート(オランダ)2―6、3―6
という結果でした。
優勝できなかったのは残念ではありますが、決勝に進み準優勝を獲得したのは素晴らしいことだと思います。
まとめ
全米オープンテニスは普通の男女シングルスだけでなく、ダブルスや、18歳以下の男女や車椅子男女のシングルス、ダブルスなど様々な種目があります。
今年は、錦織選手の4強入りや、大坂選手の優勝ととても賑わいましたが、車椅子の国枝 慎吾選手と上地 結衣選手の準優勝も見逃せないですね!
2018年の全米オープンテニスは日本人の私にとってもとても楽しい試合でした〜。
(錦織選手と大坂選手についてはこちら
→全米オープンテニス(US Open tennis) 決勝進出の大坂なおみ選手と準決勝直前の錦織圭選手)
(2018年女子シングルス決勝の大坂選手vsウィリアムズ選手についてはこちら
→全米オープンテニス(US Open tennis) 大坂なおみ選手、優勝おめでとう! 2018年女子決勝何が起こったのか?)
最後まで読んんでくださり、ありがとうございました。