アメリカのサンクスギビング!ターキー焼いて楽しもう〜!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
11月の第4木曜日といえば、アメリカではサンクスギビング(感謝祭)の祝日です。
この日が近づくと、街のスーパーマーケットでは、大きな袋詰めのターキーが売られ、それを焼くための関連グッズもお店の中に並び始めます。
我が家もここ数年は、見よう見まねでサンクスギビングにターキーを焼いて、家族団欒の時間を楽しんでいます。
今日は、そんなアメリカのサンクスギビングについてご紹介したいと思います。
Contents
サンクスギビング(感謝祭)って何?
最近では、日本でも知っている方も増えていると思いますが、私がアメリカに来た20年前は、日本ではサンクスギビングについての情報ってあまりなかったように思います。
11月の第4木曜日になっても
「え?サンクスギビングって何?」
と、私は全然知らず、お店が全部お休みになり。。。でも、空港やバスターミナルだけはすごい人で、びっくりしたのを覚えています。
そして、何と言ってもNYではサンクスギビングのMacy’sのパレードがとても人気なので、それを見に行ってみたり。。。
そんなお祭りのように感じていました。
(Macy’sのサンクスギビングパレードのホームページはこちら→Macy’s Thanksgiving Day Parade)
ここでは、まだサンクスギビングをよく知らない方のために、一応、説明しておきますね〜。
サンクスギビング(感謝祭)とは、アメリカやカナダの祝日。
アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日
となっています。
由来は、遡ること1620年、イギリスからマサチューセッツ州のプリマスというところに流れ着いたピルグリムファーザーズが、異国の地で初めて収穫をすることができたことから始まったとされています。
移住1年目のピルグリムたちは飢えと寒さに悩まされ多くの死者を出しました。
そして2年目は、アメリカの先住民インディアンのワンパノアグ族がピルグリムを助け、このアメリカにあった農業を教えたことで、収穫に恵まれたそうです。
その神の恵み「収穫」に感謝をしながら、ピルグリムがインディアンを招待して一緒にご馳走(ターキー)をいただいたのが始まりとされています。
現在は、収穫を感謝するという意味とは少し変わってきて、日本のお正月のような感覚で、大切な家族や友達が集まり、みんなで過ごす大切な日と位置付けられています。
普段家から離れて暮らしている家族もこの日は家に戻りみんなでお祝いをするので、空港や高速道路、鉄道の駅などは大混雑します。
以前、私もサンクスギビングに車で近郊の都市に観光に行って、大渋滞にはまってしまいました。。。。
でも、そんな思いをしても家族が揃う大切な休日ということで、皆この日を楽しみにしていますし、この日は盛大にお祝いをするんですね。
マンハッタンでもサンクスギビングに合わせ、大きなかぼちゃが置かれていました。
スーパーマーケットはどんな感じなの?
アメリカでは、先ほどご紹介したサンクスギビングの由来から、サンクスギビングにはターキー(七面鳥)を焼く習慣があります。
11月の半ばになるとお肉売り場ではパックに入った大きな塊がゴロゴロと冷凍棚に並びます。
自分で好きなサイズを選んで買えばいいのですが、サイズも色々とあるので、いつもちょっと迷ってしまいます。
家でターキーを食べる人数によりますが、我が家では、ちょっと大きめの15ポンドから20ポンドを買っていますよ〜。
(これって4人家族には大きすぎると友達に言われてしまいました…笑)
ターキー以外には、ターキーを焼くのに必要な物がそばで売られているので、そういうものも一緒に買っておくと便利ですよ。
ターキーを焼くためのアルミ箔のトレイもたくさん売っています。
取っ手のついているものは重いターキーを持ち運ぶのに便利なので、我が家ではこれを買っています。
それ以外に、ターキーの中の温度を測るための温度計を買ったり、ターキーの皮にジュースをかけるスポイト、それからターキーをジューシーに焼くためのスペシャルな袋「オーブンバッグ」などなど。
ちゃんと焼こうとすると色々な道具が必要なんですね〜。
ターキーの肉以外に買うものは、
クランベリーソース用のクランベリー
マッシュポテト用のポテト
パンプキンパイ用の缶詰のパンプキンやタルト生地
グレービーソース
などなど。
この時期しか見かけない物がこの時期に店頭に並びますよ〜。
ここまで自宅でターキーを焼く方のためにご紹介してきましたが、作るのが苦手だけどターキーは食べたい。。。という方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です!
お惣菜を扱っているお店や色々なスーパーで、ターキーを注文することができるので、それを頼んで、手軽にプロの味を試すのもいいですよね〜。
ターキーの焼き方って?
さて、冷凍のターキーを買ってきたら、焼かなくてはいけませんよね〜。
初めてターキーを焼いた時は、本当にどう扱って良いのかわからなかったので、大変でしたが、これも我が家では家族みんなでやるので、今ではその当時のこともいい思い出になっています。
簡単に我が家のターキーの焼き方をご紹介しますね。
本格的ではないのですが、初心者の我が家でも一年目からちゃんとできましたよ〜。
ターキーの焼き方
1. ターキーですが、まず、袋から出して、よく肉を洗います。
2. その時に、ターキーの中に、首と内臓が入っているので、それを取り出しましょう〜。
実は、初めての時、ターキーのグロテスクさに触るのが怖く、しかも体の中に手を入れて内臓や首を取り出すなんて、気絶寸前でした。。。(笑)
でも、今ではすっかりなれ、しっかりできるようになりましたよ。
しかも焼く前のターキーを使って、遊んだり。。。
家族と過ごすこんな時間も楽しみです。
たっぷり遊んだ後は、我が家では、前日から用意をします。
3. 前日から大きな袋(大きめのゴミ袋を使っています)にターキーの肉と塩水(1リットルの水に対し、30gから40gの塩)、家にある果物(オレンジやりんご)や野菜(玉ねぎやセロリ、人参など)の切れ端を入れて一晩漬け込みます。
*塩水を入れる袋は2重にして水がこぼれないようにしましょう。
こうすることで、ジューシーに出来上がると言われているからです。
そして、サンクスギビングの当日になったら、
4. 水をすて、水分をしっかり拭いてから、ターキーの周りに塩、ハーブなどをすり込みます。
5. 中に好きなスタッフィングを詰めて足を紐で縛って固定します。(我が家はピラフを入れています。)
6. アルミ箔のトレイにオーブンバッグを開きその中にターキーと、塩水の時につけておいた野菜や果物の切れ端を一緒に入れて袋を閉じます。(この時、背中とオーブンバッグがつかないように注意してくださいね)
7. 175度(華氏350度)に温めておいたオーブンに入れて2時間焼きます。
8. 2時間たったら、オーブンバッグの上をあけ、肉から出た汁をターキーの背中にかけます(専用のスポイトがあればそれを使うと便利です)
9. さらに1時間くらい焼いて、いい色になってきたら、オーブンバックからだし、表面がカリッとなるように焼きます。(背中が焦げないように、ターキーの一番高いところ20センチくらい、ふわっとアルミ箔を載せておくといいですよ)
10. いい色になってきたら、温度チェックをする (背中の部分が摂氏85度、足の部分が摂氏90度くらいがいいでしょう)
11. 紐をとって出来上がり!
我が家での、ターキーの焼き方をご紹介しました。
前日に塩水につけることや、オーブンバッグを使って焼くという方法は、ジューシーなものができるということから使っています。
幸い、この2つの方法が功を奏して、いつも美味しいターキーを食べることができているので、我が家のような初心者の方にはこの方法をお勧めします。
もう何年も焼いている方は、きっともっと素敵な方法があるのでしょうね〜。
そんな方は是非、教えていただきたいです!
焼いている間に、ターキーには欠かせないクランベリーソースを作ったり、マッシュポテトやグレービーソース、パンプキンパイなどを作ってみてくださいね〜。
念のため、料理苦手な私でもできるサイドメニューの作り方も載せておきます。
きっともっといいレシピがあるとは思いますが、私でもこんな感んじに仕上がりました〜。
クランベリーソースの作り方
1. クランベリー(340g)、1カップの水、1カップの砂糖を鍋に入れてグツグツ煮る。
2. パンパンと音を出しながらクランベリーがだんだん柔らかくなってくるのでかき混ぜながら様子を見る。
3. 煮詰まってきて、とろりとしてくるので、自分の好きな硬さで火を止めて出来上がり!
(だいたい火をつけてから15分くらい。)
マッシュポテトの作り方
1. ジャガイモを皮ごと鍋で茹でる。(その時、真ん中に切れ目を入れておくとあとで剥く時に便利)
2. ジャガイモが茹で上がったら水を切り、皮をむいて鍋に戻す。
3. 適量のバターと牛乳でとろみを見ながら自分の好きな硬さになるまでマッシャーで潰す。
4. かき混ぜながら、もう一度火にかけ、火が十分に通ったところで火を止め出来上がり。
コーンブレッドの作り方
私のコーンブレッドはいつも箱入りミックスの簡単なものです。
いつか自分でちゃんと作ってみたいな〜と思いながら、サンクスギビングは色々と忙しいし、毎年箱入りミックスです。(笑)
今年は、Stonewallのコーンブレッドミックスを使いました〜。
1. 材料を揃え、ボールに入れる。
2. 手順に従って、材料を混ぜ、華氏400度(摂氏205度)オーブンで25分くらい焼く。
3. 生地に爪楊枝をさして生地がついてこなければ出来上がり。
パンプキンパイの作り方
こちらもサンクスギビングは、コーンブレッド同様簡単に!
パンプキンパイもちょっと楽して、タルト生地は出来合いのものを使いました〜。
1. ボールに卵3個を混ぜ、そこにブラウンシュガー100g、シナモン小さじ1、ナツメグ小さじ1/2、はちみつ大さじ1、バニラエッセンス少々、かぼちゃのビューレ300g、生クリーム140gを入れて混ぜます。
2. 混ぜた材料を型に流し込み、華氏355度(摂氏180度)のオーブンで40分から50分焼く。
3. オーブンから出し冷蔵庫で冷やして出来上がり。
まとめ
日本にはあまり馴染みのないサンクスギビング。
でも、せっかくアメリカに暮らしているのだから、我が家では一緒に楽しんでいます。
初めはわからなかったターキーの焼き方も、今では、サンクスギビングの我が家の定番豪華料理になりました。
是非、皆さんもご家族で、そしてお友達も集まって、楽しいサンクスギビングをお過ごしくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
こはるさん、こんにちは。
いつも楽しく読んでます。
サンクスギビングのターキー、お陰で始めて焼けました!
ありがとうございました。
タエさん、コメント、ありがとうございます。
今頃のお返事、申し訳ありません!自己流ブログ作成で不慣れでコメントをいただいてる事に今日気がつきました!!
サンクスギビングのターキー、焼けたのですね。よかったですね!私も初めて焼けた時の感動は忘れません(笑)
是非、又今年も焼いてみてくださいね。