最近のアメリカの学校システムはこうなっている!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
お子さんがお持ちの方が、急に転勤で海外に行くことが決まった時、一番気になるのはお子様の学校や勉強のことではないでしょうか?
我が家も子供が二人。
出産した時は、アメリカにいたものの、日本に一度帰国し、また、二人が小学生の時に、アメリカのNYに戻ってきました。
アメリカと日本では色々と違いすぎて、子供が馴染めるのか、本当に不安だったのを思い出します。
そんな不安を抱えていらっしゃる方が少しでもアメリカの現状がどんなものなのかを知って、不安を少なくしてくださればいいな〜と思い、私の知っているアメリカの学校システムをご紹介したいと思います。
(アメリカと日本の学校の違いについてはこちら
アメリカの子供スケジュールについてはこちら
アメリカの学校って6、3、3じゃないの?
アメリカの学校は日本のように小学校6年間、中学校3年間、高校3年間ではありません。
アメリカの学校は
プレスクール(小学校)5年
ミドルスクール(中学校)3年
ハイスクール(高校)4年
になっています。
合計12年は日本と同じなのですが、小学校が1年少なく、高校が1年多いですね。
その前にキンダーガーデンが1年間ついていて、この13年間、ずっと義務教育となります。
そして、呼び方も違います。
日本では、小学校1年生は小1、中学校1年生は中1、高校一年生は高1と呼びますが、こちらでは全て数字で呼ばれます。
小学1年生をグレート1
小学2年生をグレード2
といい、中学生になっても中1とは呼ばずに、
中学1年生をグレード6
中学2年生をグレード7
と呼びます。
そして、高校生になってもそれは続き、
高校1年生をグレード9
高校2年生をグレード10
と呼び、高校の一番最終学年はグレード12と呼ばれています。
また、高校では、
グレード9をフレッシュマン(freshman)
グレード10をソフモア (Sofumoa)
グレード11をジュニア(Junior)
グレード12をシニア (Senior)
とも呼びます。
この呼び名は4年生の大学生も同じ呼び方をします。
高校にもなるとグレード12というよりもシニアという言い方の方が多くなるので、是非覚えておきたいですね。
公立学校?私立学校?
アメリカでは地域によって学校の体制が全く違ってきます。
アメリカには私立学校もありますが、公立学校もしっかりしているところが多くあるのです。
公立学校はその市の税金で賄われているため、税金額の多さが学校の良し悪しにとても大きく関係します。
お金持ちの集まっている住環境は学校にもお金をかけることができるので、公立の学校でもとても成績優秀な学校となるのです。
反対に治安の悪いあたりでは、学校へ回す税金はないのでお金をかけることができず、学校のレベルも下がってしまうという形になっています。
つまり、学校の良し悪しは住環境と切ってもきれないということなんですね。
私が住んでいるNYの郊外のウエストチェスターという地区は比較的しっかりしたご家庭が多く、学校のレベルも高くなっています。
そのため、多くの子供たちが街の公立学校に行っています。
学校のレベルは先ほども言ったように、環境に比例するため、レベルの高い学校に入ろうとすると住環境もよくなります。
我が家の周りには門から家に行くまでにかなり距離のある豪邸なんかもあったりします。
一般の日本人のご家庭が借りる家は豪邸とまではいかなくてもかなり高額な家も多いように思います。
それでも日本人のご家庭がこのウエストチェスター辺りに住もうと希望するのは、レベルの高い学校に入ることが日本に帰国した時に有利とされているからです。
アメリカの成績優秀な公立校は日本でもある程度名前が知られているため、高校編入や大学受験の際に考慮されるとも言われています。
小学校くらいのお子さんでしたらさほどレベルの差はないのですが、高校ともなるとその差はかなりついてくるようですので、赴任される時の家探しは慎重にした方がいいということですね。
現地の不動産屋さんはそのことをよく知っているので、事前によくお聞きになるといいと思います。
ウエストチェスターの中でもやはりレベルの違いは色々とあり、家賃にもそれが現れているかと思います。
アメリカ人でも、子供が成長するまでは税金を多く払っても学校のレベルの高い(=環境の良い)場所に、ウエストチェスター内でもわざわざ引っ越してくる方も多くいます。
子供が大学生になったところで、隣町の家賃の安い場所に移り住む。。。という人を私も何人も知っています。
それほどまでに、学校のレベルは住宅とは切っても切り離せないことということですね。
言い換えれば、子供の成績に関わらず、家賃が高くても住宅環境の良い場所に住めば、高いレベルの学校に通えるということです。
学校にかかるお金は?
先ほど説明したように、キンダーガーテンから高校のシニアまで13年間は義務教育で学校に行くことができます。
つまり、特別な費用を抜かして、学校にお金はかかりません。
学校からある一定の距離があればスクールバスが提供され、それも無料で乗ることができます。
特別な費用としては、
学校で使うスクールサプライをいう文房具など
遠足などの費用
カフェテリアで食べる食事代
などでしょうか。
学校で使うスクールサプライ
9月(8月のところもたまにあります)から新年度が始まり、その前に学校で使うスクールサプライ(文房具)を揃える必要はあります。
学校で何が必要か指定されるところもあるので、学校側と連絡を取り合って必要なものを購入しましょう。
体育(PE)は、動きやすい自分の好きな格好でやりますし、校内は外履きで歩くため、上履きも必要ありません。
学校にはげた箱もないので、日本とは違いますね。
まとめ
日本とアメリカでは色々なことが違いますね。
急な海外暮らしで一番心細いのはお子さんかと思います。
とても基本的なことではありますが、アメリカNYの学校に関して書かせていただきました。
アメリカ学校事情の現状を知る事が何よりお子様の為になるのではと思います。
この記事がお役に立てることを祈っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。