アメリカの小中高の1年はこんな感じ! 【1年のスケジュール】
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
お子さんのいらっしゃるご家庭で、海外に転勤することが決まると何が一番心配ですか?
「英語が通じるかな?」とか「ご近所とのお付き合いはどうしたらいいのかな?」とか色々と心配事はあると思います。
でも一番心配なのは、お子さんの学校のことではないでしょうか?
今まで普通に通っていた日本の学校と言葉も環境も全く違う、そんな場所で子供達がやっていけるのかとても不安になってしまいますよね。
私も2人の子供を連れてアメリカへ転勤して来ました。
引越しや生活のことだけでも大変なのに、子供の学校の事や部活動などわからないことばかりでした。
当たり前ですが、日本とは違う祝日や休日。
そして学校では日本とは違う行事も盛りだくさんあるんですよね。
初めのうちは何がなんだかわからないまま日々が過ぎて行ったのを思い出します。
そこで今回は「アメリカの学校の1年の行事やお休みのスケジュール」をご紹介したいと思います。
アメリカ全土で同じとは思いませんが、少なからずこんなところもあるということがわかれば、同じ疑問を持っている方の参考になるかもとも思います。
そしてこの記事が少しでも不安の解消にお役に立てたら嬉しいです。
(アメリカの学校の1日についてはこちら
→アメリカでの子供の1日のスケジュールはこんな感じ!
(アメリカの9月始まりについてはこちら
→アメリカの新学期っていつから始まる?【アメリカは9月が新学年】)
Contents
アメリカの学校の1年(小中高)
NYの郊外のとある学区の1年のスケジュール(日付は2019-2020年)を月ごとにおって見ていきましょう。
8月
夏休み(6月の最後の週から2ヶ月にも及ぶ夏休み)
8/27: 高校新入生のオリエンテーション
アメリカの夏休みはとっても長いです。
この間に子供達は地元の日帰りキャンプに入ったり、お泊まりキャンプに1ヶ月参加したり、学年が高くなるとアルバイトや奉仕活動にと毎日楽しい夏休みを過ごします。
ここでいう日帰りキャンプとは日本語で使うテントで過ごすことではなく、アートクラスやスイミングクラスなどがプログラムされた教室みたいなものになります。
場所は小学校で行われ、共働きのご両親のお子さんは、夏休みに入るとそんな楽しい日帰りキャンプで1日を過ごすお子さんが多いです。
又、お泊まりキャンプは日本のキャンプのイメージ同様、テントに寝ながら日々を過ごすものも多いです。
参加されたお子さんは自分一人で寝起きし、アートクラスやスイミングなど楽しく友達を作りながら1ヶ月生活することになります。
夏休みの宿題は読書くらいしかなく、とにかく社会生活を学ぶ大切な時間となります。
また、家族旅行をするご家庭が多く、家族の絆を深めることができるとても大切な時間です。
新学期に必要な道具は、わかる範囲で夏休み中に用意しておくのがいいですね。
新学期に必要な道具は夏休み中にメールでお知らせが来る場合もあれば、新学期にならないとわからないものもあります。
でも、新学期になるとStaplesというアメリカ大手の文房具屋さんのレジは長蛇の列です。
できれば長蛇の列は避けたいですね。
高校生になると新学期から始まる部活動にはトラウアウト必要です。
夏休み中にトライアウトや練習が始まる部もあるので是非事前に確認しておきましょう。
子供達は部活動が始まると徐々に学校モードになります。
高校に上がる新入生は始業式前にオリエンテーションがあります。
9月
9/2:Labor Day (祝日)
9/3:小中高、学校スタート
9/30:Rosh Hashanah (祝日:ユダヤ人の多い地域では休みになるがそうでない地域はお休みではない)
Labor Dayが終わるといよいよ学校がスタートします。
始業式などはなく、初日からスクールバスに乗って1人で学校に行くのが普通です。
小学生は1週目は半日だったりと学校の時間が短いところもあります。
中高生は部活がスタートし、放課後も忙しくなります。
親御さん向けにはBack to School nightという保護者会の様な説明会があります。
両親が出やすいように夜の時間に設定されているので、アメリカの親御さんは両親揃って参加する方が多いです。
日本では母親任せだった方も、是非できるだけ両親揃って参加するのがいいですね〜。
10月
10/8:Columbus Day (祝日)
10/31: ハロウィーン
始業式が始まってから2ヶ月、学校にも少し慣れたころコロンバスデーの祝日が入り、少しホッとするところです。
10月31日、子供達の間ではハロウィンが盛大に行われます。
学校でも色々なコスチュームをきてきて良いことになっていて、パレードをしたりします。
夕方からは親が見守る中、トリックorトリートと言いながら、町中の家を練り歩きたくさんのキャンディをもらいます。
11月
11/6:Election Day (休み)
11/12:Veterans Day(祝日)
11/22&23:Thanksgiving (祝日)
11月の第4木曜日はサンクスギビングという感謝祭が行われます。
遠くに行って離れている家族が帰省し集まる日本でいうお正月のようなものです。
日本でいうおせちの代わりに、ターキーを1日かけて焼き、家族で食べます。
サンクスギビングの次の日の金曜日もお休みのところが多く、その日はデパートやネットでブラックフライデーセールという1年で一番割引率の高いセールが行われ、皆朝早くからデパートに行ったりします。
12月
12/24 〜(1/4): Holiday recess(クリスマスブレイク)
クリスマス時期にホリデーブレークがあります。
地域によってクリスマスブレークと言ったりホリデーブレークという場合があり、それは宗教上クリスマスをお祝いせず、独自のお祝いをする人たちへの配慮からです。
クリスマスカードもNY郊外ではホリデーカードと呼ぶことが多いです。
学校の先生へホリデーカードと呼ばれるものを送り日々のお礼の気持ちをお伝えする場合もあります。
ホリデーブレークは、旅行をしたり家でのんびりしたりして過ごします。
1月
1/5:学校スタート
1/21:Martin Luther King Jr Day (祝日)
カレンダーの休みのつなぎによりますが、1月2日から学校が始まる年もあるようです。
アメリカでは会社も2日から始まり、日本のように三が日というものはないです。
クリスマスの方がお祝いされ、大晦日にパーティをする人も多いですが、お正月が過ぎるとすぐに普段の生活に戻ります。
2月
2/14:バレンタインディー
2/18:Washington’s Birthday (祝日)
2/18 – 22: Winter recess (冬休み)
バレンタインデーは日本のように女の子の告白する日というものではなく、愛を深める日になっています(男性からが多いようにも思います)。
カップルの人は外に食事に行ったり、夫婦の場合は、男性がお花やチョコを奥さんにプレゼントしたりととても素敵な1日になります。
学校間では義理チョコのようなものはありません。
3週目くらいには1週間の冬休みがあります。
スキーに行ったり暖かいフロリダや東海岸、カリブ海などに旅行をするご家庭も多いようです。
3月
2月のブレークが終わり、1ヶ月休みもなしで過ごします。
ただ年によって、Passover(ユダヤ教の祝日)や、Good Friday(キリスト教の祝日)春休みが3月の終わりになる時もあります。
又、1月、2月、3月はNYな寒い地域では雪の日が多いため、雪の予報が出ると学校が学校をSnow Dayとして休みになったり2時間遅れなったりすることもあります。
そのお知らせは電話やメールで前日の夕方や早朝に連絡が届きます。
4月
4/15 – 19:Spring Break (春休み)
日本のように春休みが毎年同じ時期といわけではなく、PassoverやGood Fridayの日付に合わせて春休みが決まります。
高校になると部活で合宿が入ったりする部もあります。
5月
27:Memorial Day (祝日)
メモリアルディは街の公園で式典があり、高校生などのブラスバンドの演奏があったり、リトルリーグの子達が一緒にパレードに参加したりします。
高校生はAPテストなどが入り忙しい学年の子達もいます。
6月
6/1週目:高校のシニア、プロム
6/18- 25:中高、Regents Exam、年末テスト
6/26:学年最終日
6/26:高校卒業式
6/27:夏休みスタート
6月に入ると1週目に高校の最高学年のシニアにはプロムというパーティがあります。
事前にプロポーザルと言って男の子から一緒にいく女子にお願いの儀式(?)があって、当日のプロムはタキシードとロングドレスでおしゃれをして行きます。
中高生はテスト期間が2週間くらいあり、その中にRegents Examと言って州ごとに義務教育校の卒業のための一斉テストを科目ごとに受けます。
1年の最終日には高校の卒業式があります。
これまで小学校や中学校では大々的な卒業式がないため、この高校の卒業式は盛大に行われます。
学校から指定されたガウンに四角い帽子を被り卒業式ではその帽子を空高く投げて今までの学生生活に感謝をします。
7月
夏休み
卒業式や最後のテストが終わると6月終わりから夏休みに入ります。
7月、8月はフルでお休みになりますので、8週間から10週間の長い夏休みになります。
その間、自分磨きや友達、家族との大切な時間を過ごす子供達が多いです。
まとめ
アメリカと日本の学校では、スタートする時期も夏休みの長さも色々と違いますよね。
日本から急に転校してきたお子さんだと戸惑うことも多いと思います。
何よりお子さんが安心して楽しい毎日を過ごせることが親の一番の願いなのではないでしょうか?
転校してきたばかり、またはこれからアメリカに渡るというご家庭のために、少しでも事前にアメリカの学校の1年の行事や祝日がどうなっているのか参考にしていただけたら嬉しいです。
そしてお子さんも楽しいアメリカでの1日、1年を過ごせることを祈っています。
最後まで読んんでくださり、ありがとうございました。