アメリカでの子供の生活って!【小中高生の1日のスケジュール】
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
海外に転勤、転校することになると、色々と楽しみもあるでしょうし、不安もありますよね。
生活のことは勿論、お子さんがいらっしゃるご家庭なら、学校の事や教育の事も気がかりになって来ます。
私もアメリカのNYで生活が始まった時、わからないことばかりでした。
そんなわからないことの一つに、アメリカでの
「子供達の1日の生活ってどんな感じなのだろう〜」
ということがありました。
今回は、我が子が通ったプレスクール、小学校、中学校、高校での1日のスケジュールをご紹介します。
アメリカ全土で同じとは思いませんが、少なからず、こんなところもあるということがわかれば、同じ疑問を持っている方の参考になるかも。。。とも思います。
そしてこの記事が少しでもどなたかの不安の解消にお役に立てたら嬉しいです。
そして何か疑問などがありましたら是非コメント欄でもメールでも
いただけたらわかる範囲で喜んでご回答させていただきます!
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(アメリカの9月始まりについてはこちら
→アメリカの新学期っていつから始まる?【アメリカは9月が新学年】
アメリカの学校の1年についてはこちら
→アメリカの小中高の1年はこんな感じ! 【1年のスケジュール】
アメリカの学校システムについてはこちら
→最近のアメリカの学校システムはこうなっている
アメリカと日本の学校の違いについてはこちら
→アメリカ学校と日本の学校、こんなところが違う)
Contents
我が家のケース
我が家はNYに2回赴任しています。
以前NYにいた時は、NYで生まれてから、まだ義務教育前のとても小さい頃4歳まで。
2回目に赴任した時、子供達は小学生でした。
すでに義務教育の小学生だったため、家が決まったところで、まず地域の学校に問い合わせをし、入学手続きをしました。
担任の先生の名前を教えてもらい、事前に学校で必要なものを揃え、スクールバスのバス停を確認しました。
初日から一人で学校にスクールバスで行ったため、子供達は心細かったようで少々不安な顔をしていましたが、お迎えのバス停では明るい笑顔が観れたので、本当にホッとしたのを思い出します。
あれから、10年、今では上の子はアメリカで就職、もう1人はアメリカの大学生になりました。
無事にここまでアメリカの学校システムでやってこれたことを今はとても嬉しくまた懐かしく思います。
育てている間は一生懸命であまり考えていませんでしたが、きっと現地の生活を知ること、そして慣れることが大切なのではないかと今、改めて思います。
そこで、私が子育てに伴って知り得た周りのアメリカ人の子供達の1日の生活をご紹介したいと思います。
(我が家の子供状況もご説明しながらご紹介します。)
全てが同じようなスケジュールではないと思いますが、ある程度の目安にはなるのではないかなと思います。
少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。
1日のスケジュール
プレスクールの1日(2歳の頃)
8:00ごろ 起床
ご家庭の生活にもよると思うのですが、我が家ではだいたい8時ごろに起床でした。
それから用意しておいた着替えを自分できて、朝食をゆっくり食べます。
9:00 歩いて近くのプレスクールへ
プレスクールは、行っても行かなくてもいい学校なので、家から近所のところに行く方が多いように思います。
我が家も歩いていけるところに通っていました。
そこのプレスクールに行っている子は親が働いている方や、生まれたばかりの子供がいて親が忙しい方のお子さんなど、様々。
我が家は少しでも友達ができるといいなと思い、通わせました。
2:00 お迎え、歩いて帰宅
帰りはゆっくり歩いて、プレスクールであったことなどを話しながら帰宅。
3:00 近所の公園でPlay time
家に帰って軽いおやつを食べてから、近所の公園に繰り出し、親子で遊びます。
公園では同じような子達もいるので、そこで友達になれることもあります。
アメリカでは親が連れているばかりでなく、ベビーシッターが子供の世話をしていることも多くあります。
5:00 自宅でテレビや一人遊び
暗くなる前に家に帰り、家での遊びをします。
テレビで子供用の教育番組も見たりします。
6:00 夕食
できるだけ家族で夕食をとりますが、ご家庭によっては母子で食事したり、共働きの場合は、ベビーシッターと一緒に食事をする子もいます。
7:00 お風呂
小さい頃は、シャワーではなく湯船にお湯をためてお風呂を楽しむ子が多いようです。
7:30 就寝
寝るのは、日本よりずっと早く、夕食後すぐに寝る子もいます。
寝るときには、たいていの親が本の読み聞かせをしながら寝ます。
小学生の1日
7:00ごろ 起床
自分で起きれる習慣、そして、学校の用意、朝ごはんなど自分で行えるようになって来ます。
8:00 スクールバスで登校(学校から近距離の生徒は親が送り)
学校から一定の距離のある生徒にはスクールバスが提供されます。
学校から近い子は親が車、もしくは歩きで送ります。
(小学校のうちは必ず親(もしくはベビーシッター:以下親の部分はベビーシッターを含む)が付き添います。)
8:45 学校授業開始
授業はだいたい45分くらい。担任の先生がいて、クラスごとに英語、算数、理科、社会があります。それ以外にNYだとスパニッシュの授業があり、簡単な挨拶などを習います。
15:00 学校終了 スクールバスで帰宅(学校から近距離の生徒は親がお迎え)
16:00 それぞれ課外活動、またはPlay time
小学校では、まだ部活などがないため、帰宅後はそれぞれの習い事や遊びの時間に使います。
習い事は、塾などの勉強はあまりなく、ピアノ、バイオリンなどの音楽、又は、体操やサッカーなどのスポーツが主です。
又、子供間で約束を取り付けて、親がセッティングしたプレイディと称する遊び時間もあります。
お互いの家に行ってそこで集まって遊びます。
子供達は平日にはクラブはないですが、週末には野球(リトルリーグ)やサッカーなど街で運営するクラブ活動に参加できます。
スポーツは練習というより、試合をしながら楽しく学びます。
街が運営するクラブ以外にもテニスや水泳などを習う子供もいます。
親がクラブ活動に連れて行き、そのまま応援するという方が多いようです。
18:00 夕食
夕食は、ご家庭にもよりますが、日本のようにしっかり家族揃って食べるというよりも、ささっと子供が簡単なもので済ますというご家庭が多いようです。
19:00 宿題
宿題は小学校の頃からちゃんと毎日でます。
しっかりと学校の授業について行くことが大切とされているようです。
課外活動をしない子は、学校から帰って来てすぐに宿題をする子もいます。
21:00 就寝(学年によっては、もっと早くなる)
宿題のあとは、少しファミリータイムを過ごします。
その後、シャワーを浴びて、ストーリータイム(読書の時間)があって、寝ます。
日本の子供達よりも寝る時間はずっと早いように感じます。
中学生の1日
7:00ごろ 起床
中学生になると、朝シャワーを浴びる子も増えて来ます。
女の子は洋服選びに時間がかかる子もでてくるので、必要に応じて早起きします。
反対にクラブ活動などで疲れていて起きるのが大変になってくる子供もいますので、その場合は、親がしっかり起こします。
7:45 スクールバスで登校(学校から近距離の生徒は親が送り)
スクールバスの時間は小学校より、少し早めに設定されています。
バス停や道で子供達が重ならないように調整されているように感じます。
8:00 学校授業開始
授業は、小学校とは違いはっきりとした担任の先生がいませんが、10分間程度の出欠をとる時間はあり、その先生は決まっています。
教科ごとに先生が部屋を持っているため、そこに生徒が行き、授業を受けます。
全員が同じスケジュールで行うのではなく、生徒によってクラスの時間割が違い、自分で授業を確認してクラスに行きます。
14:30 学校終了 スクールバスで帰宅(学校から近距離の生徒は親がお迎え)
学校にもよりますが、我が家の子供が通った学校は中学が小学校より少し早く終わりました。
これもスクールバスが道路で溢れないように、バス停が子供達で溢れないようにとの配慮のように感じます。
15:00ー16:30 学校のクラブ活動、または個人的な課外活動
中学からは学校でのクラブ活動が始まります。
バレー部やバスケ部、演劇部などそれぞれ四季に応じて自分の好きな部に入れます。
一年を通して、秋、冬、春に部活の変更があるため、それぞれの時期に好きなものがあれば入部する形です。
週末は、小学生と同様、野球やサッカー、テニスなどの運動をやる子もいます。
又、中学になると、子供達が自分で友達との遊びを決めて来ます。
親は待ち合わせの場所や友達の家まで車で連れて行き、又、終わりの時間に迎えに行くようになります。
親同士は、連れて行った時や、迎えに行った時に挨拶する程度になります。
19:00 夕食
クラブ活動などで夕食の時間も遅くなる場合がでて来ます。
習い事なども、夜の時間に設定されている場合もあり、夕食の時間も不規則になってき始めます。
20:00 宿題、勉強
中学になると、宿題はかなり多くなります。
試験も多くなってくるため、勉強も大変になって来ます。
22:00 就寝
宿題や、試験勉強にもよりますが、それでも日本よりは睡眠が早く、睡眠時間も多い子がたくさんいるように思います。
高校生の1日
7:00ごろ 起床
高校生になると、朝、シャワーに入る子が多くなり、又朝ごはんをさっと食べたり、食べなかったりする子が増えて来ます。
7:30 スクールバスで登校(学校から近距離の生徒は、親が送る又は本人車で登校)
スクールバスは中学よりも早い時間に設定されています。
乗る子もいますが、16歳から免許を取れることができるアメリカなので、自分で車を運転して学校に登校する子が増えて来ます。
学校には生徒専用の駐車場があり、事前に学校での説明会を受け、学校配布のステッカーをつけている車が駐車場に車を停めることができます。
8:00 学校授業開始
授業は中学と同様、一人づつスケジュールが違います。
レベルも数学などは5段階ぐらいあり、自分の成績によってクラスが変わって来ます。
レベルはその学年のものではなく、上の学年のものを受ける(飛び級)事もよくあります。
高校の最終学年にもなると、高校レベルを終え、大学レベルの授業を高校で取る事もできます。
年の終わりに来年度取る授業をカウンセラーとともに決め、確認します。
授業をだいたい1クラス50分くらいで、ランチタイムが途中に30分ほどあります。
人によっては、空き時間(クラス)が途中に入る場合があり、その時は、図書館で過ごしたり、わからないところを先生に質問に行く時間になります。
14:30 学校終了 スクールバスで帰宅(学校から近距離の生徒は、親がお迎え又は本人が車で帰宅)
学校が終わると自分で運転して帰る子や、友達に乗せてもらって帰宅する子も増えて来ます。
15:00ー18:00 学校のクラブ活動がある生徒はの頃クラブ活動、または個人的な課外活動
(日によって、又クラブによっては19:00や20:00ごろになる場合も)
クラブ活動は盛んなので、多くの子が何かしらのクラブに所属して楽しんでいます。
クラブに入っていない子も、個人的に何かの楽しみを見つけ、習ったり楽しんだりします。
時間もクラブによってそれぞれです。
毎日夕方5時ごろに終わる部もあれば、試合で夜の7時や8時までかかる部もあります。
友達同士の遊びは平日はなかなか時間的に難しいので、週末金曜から日曜に遊ぶようになります。
20:00 夕食
ご家庭によって違いますが、クラブ活動も遅くなってくるため、夕食も遅くなって来ます。
我が家は家族で食べていましたが、子供達の話によると、高校生にもなると一人で食べ物を部屋に持ち込み一人で食べる子も多いようです。
21:00 宿題、勉強
部活がない生徒は、家に帰ってすぐに宿題をやる子もいますが、部活の子は、夜に宿題、勉強をやります。
宿題は毎日かなりあります。
学校では数学など科目のヘルプの部屋があり、そこではわからない問題を聞くことができるようになっています。
授業の空き時間に図書館で簡単な宿題を済ませて来たりする場合もありますが、家では勉強も兼ねて毎日かなり時間をかけます。
大学受験時期になると、アメリカでの共通テストSAT やACTの勉強も始まり毎日かなりの勉強量があります。
(テストを受けるのはジュニア:グレード11(高校3年目)の時期が主)
その時期になると、アメリカ人でも塾のようなものに通う子がでて来たり、家庭教師(チューター)を雇って家に教えて来てもらったりします。
24:00 就寝
宿題や勉強が終わり、趣味に時間を少し費やしてから寝ます。
日によっては、勉強が終わらず深夜まで勉強している場合もあるようです。
日本から来たお子さんがアメリカの学校に慣れるために
アメリカの学生の1日の流れを知ることが、日本から来たお子さんにとって早く環境に慣れる第一歩かなと思いご紹介させていただきました。
アメリカに来たばかりだと親子共々不安がたくさんですよね。
日本内でだって、学校を転校することは一大事。
それが言葉の違う海外ともなると本当にお子さんだって親御さんだって大変ですよね。
アメリカで子育てした私からお伝えすることがあるとしたら、
焦らない方がうまく行く
ということです。
また「子供なんだから現地のアメリカの学校に通えばすぐに英語ができるようになる」
と思っている親御さんもいらっしゃる場合が多いようですが、なかなかそううまく行くとは限らないこともあるのを知っていた方がいいと思います。
またたまに
「日本人のお友達とは話さず、外人のお友達を作るのよ」
とおっしゃる親御さんがいらっしゃるのを見かけます。
もちろん親の気持ちからしたら、短い海外生活になるかもしれないので少しでも早く英語を身につけてほしいという親心。
とてもよくわかります。
でも、初めから外人と話すことを強要すると、返ってお子さんが学校に行きたくなくなる…なんてことになってしまうかもしれません。
私は以前日本でインターナショナルスクールの先生をしていたのですが、その時、外人がいるいうだけで怖がって学校に入ってこない日本人の生徒さんがいらっしゃいました。
お子さんによってはなかなか難しい場合があるんですね。。。
一般的にいうと幼稚園や小学生くらいの小さなお子さんなら、子供達で言葉が通じなくても遊べる事も多いように見受けます。
でも、中学生や高校生ともなると、難しいお年頃。
そこに言葉の壁があるとなかなかすぐに学校やお友達に打ち解けられるかというとそうでないことがあるんですよね。
是非、焦らず、お子さんの気持ちを考えて接してあげることをおすすめします。
初めのうちはご家族でアメリカという環境や英語という環境に慣れるのが一番です。
学校から帰って来てまだ遊ぶお友達がいなければ、親子で買い物に出かけてみたり、ファストフードに出かけてみてはいかがでしょうか?
日本では塾通いで忙しくなかなか持てなかった親子の時間を楽しめるかもしれません。
NYにはミュージカルもたくさんあるし、映画館もたくさんあるので親子で見に出かけるのもいいのではないでしょうか?
外人のお友達と仲良くなることだけが英語上達とは限りません。
まずは
英語の環境が楽しいと思わせることが重要
ですよね。
もし家で過ごすなら、親子で一緒に英語の勉強もいいですよね。
アメリカに行く前から英語に慣れるため外人のいる英会話に通うのもいいと思います。
今は、オンラインで家から英会話ができる学校もたくさんあるのでそういうのを活用するのもおすすめです。
これならアメリカに来る前から始められますね。
アメリカに来ると、全てが英語の環境なので、急には無理だとしても、一度英語って楽しいなと思えば、お子さんたちはスポンジのように徐々に英語を吸収して行くと思います。
ESLに入るお子さんなら、そこで日本人のお友達や英語を使っていなかった国のお子さんたちと知り合うことができます。
同じ環境で頑張っているお友達ができ、その子たちが既にお友達になっている外人ともお友達になり、徐々にお友達も増えて行くのです。
是非、焦らず、お子さんの心に目を向けて、英語の楽しい環境を与えてあげてくださいね。
先ほど話した家でもできるオンラインの英会話教室をいくつか載せておきますね。
ご興味がある方は是非アメリカに赴任前に初めてみてはいかがでしょうか?
英語圏の先生と日本でも触れ合っておけば、不安や恐怖を和らげ、英語が通じれば自信に繋がるのではないでしょうか?
無料レッスンもあるので、是非親子で活用してみてくださいね!
*DMM(無料体験レッスンあり)
*ネイティブキャンプ
*GABA (無料体験レッスンあり)
*JJ English (無料体験レッスンあり)
*スマートキッズイングリッシュ(無料体験レッスンあり)
まとめ
年別の1日の流れ、お分かりになりましたでしょうか?
日本ではある程度の年になるとお稽古事から塾に行くというようになりますが、アメリカでは幾つになってもクラブや音楽などの課外活動に時間をかける場合が多いようです。
とても健康的に思います。
夜にはとても体も疲れていますが、宿題もしなくてはいけないので、勉強もちゃんとしています。
日本とは違い、大学には学校の成績も必要になってくるので、高校生も良い成績を取るためには学校の宿題、学校のテストは必須です。
アメリカに住む日本人のお子さんで、日本に帰ったら日本の学校に行くお子さんは、日本の塾に行っている子も多くいます。
現地の学校のことだけでも忙しいのに、日本の勉強でとても忙しくなります。
(週末に補習校に通っているお子さんもたくさんいます。)
それでも、塾でお友達ができたりするのを楽しんでいるお子さんも多いようです。
今回は、現地のアメリカ人のお子さんたちがどのように過ごしているかをご紹介しました。
色々な状況でアメリカの教育を受けることになる日本人のお子さん。
少しでも現地のことを理解することが、現地に慣れる近道のような気がします。
これからアメリカに赴任される(もしくはすでに赴任されている)方の参考にしていただけたら嬉しいです。
アメリカの学校の1年の行事や祝日、休日についてもご紹介しているので、そちらももし必要なら是非ご参考にしていただけたら嬉しいです。 →アメリカの小中高の1年のスケジュールはこんな感じ!
(コロナで外出禁止令下のお子さんの1日の記事はこちらです
→コロナで小.中.高校生の勉強はどう変わった?【アメリカの学生の過ごし方】)
(夏休みに英語力をつけるための記事はこちらです
→子供の夏休み無駄にしてない?【英語力を飛躍的に伸ばす方法】)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
こんな一日なんですね
地域によって少し違うかとも思いますが、我が家の周りではこんな1日を過ごしているお子さんが多いように思います。