ペットのアメリカ-日本間飛行機での旅行、必要手続き&書類はこれでバッチリ!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
以前、犬や猫を日本連れて行く時、海外(アメリカ)に連れて行く時にする手続きってどうやるの?
というタイトルでブログを書かせていただきました。
今回はその第二弾です。
昨年、初めて愛犬をNYから日本へ一時帰国する際に連れて帰りました。
自分の備忘録の為、そして同じケースの方のためにと書いたブログには、質問などもいただきました。
犬猫など家で飼っている動物は家族同然。
アメリカに赴任時に一緒に連れて行きたい方、そしてアメリカから日本へ連れて帰りたい方もたくさんいると思います。
今年も一時帰国の際に、我が家の愛犬をNYから日本に連れて帰ってきたので、その飛行機に搭乗の10日前からNYへの帰国までをクローズアップして簡潔にご説明、ご紹介したいと思います。
同じケースの方の参考になれば嬉しいです。
Contents
搭乗10日前までにしておくべきこと
まず、やっておくべきことは、以前書いたブログ
犬や猫を日本連れて行く時、海外(アメリカ)に連れて行く時にする手続きってどうやるの?
を読んでくだされば、その手続きの流れがわかるかと思います。
今回は飛行機に搭乗の10日前にすることをご紹介しますが、流れとしてその前のことをさっと説明しておきたいと思います。
事前準備
『動物検疫所のホームページ』を読んでいただくとわかりますが、以下の事前準備が必要です。
- 犬や猫にマイクロチップを埋め込んでおく
- 狂犬病予防注射(不活化ワクチン(inactivated / killed virus vaccine))1回目
狂犬病予防注射(不活化ワクチン(inactivated / killed virus vaccine))2回目
(1回目から30日以上あけ、ワクチンの有効期間内に行います) - 狂犬病抗体検査(血清検査)
(アメリカの場合、獣医を通してカンサスステイトユニバーシティーで行います) - 血清検査からアメリカ国内で180日間待機
これさえ行っておけば、あとは飛行機を取る際の手続き、入国の準備をすればいつでも日本に入国できます。
帰国が決まった時の準備(40日前まで)
実際に行く日にちが決まったら、以下の手続きが必要です。
その手続きとは、
飛行機会社に犬を乗せる旨伝え予約し、40日前までに検疫所に事前届出をし、届出受理書を受け取る
ということです。
届出をするには、狂犬病抗体検査(血清検査)が必要ですので、切れている場合は必ず取り揃えておきましょう。
40日以上前なら先日付で届出ができます。
取り消すことも変更することもできますので、もしかして犬猫などの動物を連れて行くという方は、事前届出は出しておいた方がいいかと思います。
ただし、変更の際は、飛行機の便は後日付には変更できますが、前倒しにはできませんので、ご注意ください。
飛行機に搭乗の10日前から日本到着まで
では、今回の行ったてづづきをクローズアップしてご紹介します。
NYから日本に行く時
- 出発10日以内に動物病院へいき臨床検査を受けた上で、USDAでForm ACに裏書きをもらう
その際、事前にForm ACは次の3箇所と確認をとりましょう。① 日本の使用する飛行場の検疫所
② かかりつけの動物病院
③USDAのオフィス
<持参するもの>
Form AC (上記①と②が記入されたもの)
狂犬病抗体検査(血清検査)証明書
狂犬病の証明書(動物病院でもらった狂犬病を打った日付の入った書類)
動物の輸入に関する届出受理書(40日前に検疫所に届けた時にもらった書類)
支払いのお金 (check or card, not cash)上記の3箇所と事前に連絡を取り合って書類の間違いを事前に見つけることができたら、問題なく書類を受理することができます。
私は日本の検疫所にはメールや電話でやり取りを何回か行い、間違いのないようにした上で、動物病院に確認してもらいました。
同時にUSDAのオフィスにも出来上がった書類をメールで送り、間違いがないこと、裏書きをもらう際に必要な書類を確認しました。
どこも迅速かつとても親切に教えてくださいましたので、問題なく行うことができました。 - 搭乗当日、飛行機会社に料金を支払い搭乗
カウンターでチケットを発券、そしてその際に犬がいることを伝え、犬の料金を支払いましょう。
私はデルタ航空を使ったのですが、片道$200でした。 - 日本到着後、入国のときに輸入検査を受ける
日本についたら、入国審査、ターンテーブルで荷物の受け取りを済ませてから、入国前に動物検疫カウンターで輸入検査をつけます。
<輸入検査に必要な書類>
届出受理書
狂犬病抗体検査証明書原本
FormACのような全ての処置を確認できる証明書原本(USDAの裏書きありのもの)
輸出検疫証明書(日本を出国したことがある場合は出国の際に発行されているもの)検査をつけると、その時に書類が渡されるので確認しましょう。
<輸入検査で渡される書類>
狂犬病抗体検査証明書原本
輸入検疫証明書輸入検査で渡された書類は、日本出国の際に必要になってくるので、しっかり保管しましょう。
詳しくは
→動物検疫所のホームページ
→犬や猫を日本連れて行く時、海外(アメリカ)に連れて行く時にする手続きってどうやるの
日本からNYへ帰ってくる時
日本に犬猫を入国させるより、日本からアメリカ連れて帰ってくることはとても簡単です。
- 出国7日前までに狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸出検査申請書」を日本の検疫所に提出。
7日以上前なら、先日付で提出することができるので、アメリカから日本へのチケットを往復でとった際は、入国(輸入)の届出と一緒にメールで提出しておくことをオススメします。
輸出検査申請書を提出しても届出受理書は返ってきませんので、正本を飛行機に搭乗する当日に持って行きましょう。
- 出発当日(または前日)の出発前検査の予約を入れる
検査はチェックインの2時間ー3時間前までに済ませておく必要があります。
時間の余裕を持って予約をしましょう。 - 出発当日、出発前検査に行く
<輸出検査に必要な書類>
狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸出検査申請書の正本
狂犬病抗体検査証明書原本
輸入検疫証明書 検査をつけると、その時に書類が渡されるので確認しましょう。
<輸出検査で渡される書類>
狂犬病抗体検査証明書原本
輸入検疫証明書 輸出検査で渡された書類は、次の日本入国の際に必要になってくるので、しっかり保管しましょう。 - 搭乗当日、飛行機会社に料金を支払い搭乗
カウンターでチケットを発券、そしてその際に犬がいることを伝え、犬の料金を支払いましょう。
私はデルタ航空を使ったのですが、片道、日本での支払いも$200でした。
- アメリカへ到着後、入国の際に
狂犬病抗体検査証明書原本
輸入検疫証明書
を見せ、承認を受ける。
私はミネアポリスでの乗り継ぎ便だったのですが、そこで書類を見せるよう指示があり、書類を見せると犬の検査などはなく通過させてくれました。
まとめ
今回は、日本行きの飛行機搭乗10日前からアメリカに帰ってくるまでをご紹介しました。
私でも、昨年同様今年も無事にアメリカから日本へ愛犬を連れて行き、無事連れて帰ってくることができたので、皆さんも大丈夫です。
色々な手続きが当日までドキドキするものですが、日本側もアメリカ側も検疫の方がメールでしっかりサポートしてくださるので、安心です。
事前にしっかりと準備をすることが必須ですが、それさえしていれば、当日は問題なく又時間もそれほどかからず動物を出入国させることができるます。
是非、準備して無事に愛犬、愛ネコたちと出入国できることを祈っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。