ニューヨークといえばホットドッグ!ホットドッグの由来は?人気店Walter’sに行って調査!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
ニューヨークではいたるところでホットドッグが売っています。
ソーセージをパンで挟んでいるだけのいたって簡単な食べ物ですが、手も汚れず食べやすく、しかも肉ものが入っているからボリューム満点。
そのまま食べるのも美味しいですが、レリッシュ(みじん切りのきゅうりのピクルス)やザワークラフト(キャベツの酢漬け)をのせて、粒マスタードにケチャップたっぷりかけて〜。
想像しただけでも美味しそうですね〜。
せっかくニューヨークにいるなら、美味しい本場のホットドッグを食べたいですよね〜。
そこで、ニューヨークのウェストチェスターにあるホットドッグの有名店「Walter’s」に行ってきたのでご紹介したいと思います。
ホットドッグがニューヨークで有名になったのはなぜ?
ホットドッグの有名店「Walter’s」をご紹介する前に、なぜ、ニューヨークでホットドッグが有名になったかをご紹介したいと思います。
アメリカといえば、移民の国。
移民の島といえば、ニューヨークのエリス島ですよね。
エリス島には移民手続きセンターがあり、移民してきた人たちが必ず立ち寄らなければいけない島で、多くの移民たちがニューヨークを通ってアメリカに入国してきました。
1892─1954年の間にアメリカに入国した人の数は、約1200万人とも言われているほど。
そして、このホットドッグも、そんな移民たちが持ち込んだ食べ物なんです。
ニューヨークで有名なウォルターズやネイサンズもその移民の一人。
(ネイサンズは日本にも上陸しているホットドッグ屋さんで、毎年コニーアイランドでホットドッグの早食い競争を行なっていますよ〜。)
自国の食べ物を自分たちの食べやすいようにパンに挟み、それがニューヨークで大流行りしたというわけなんです。
ソーセージからホットドッグに至った経緯と名前の由来は?
元々ソーセージだけで食べていたヨーロッパの人たちですが、アメリカに渡ってから、パンに挟むようになりました。
ソーセージからパンに挟むようになった理由は
手が汚れるのを防ぐため手袋を貸し出していたが、その手袋を返す人が少なく割高になってしまい、それの代わりに安価のロールパンに挟んで渡したのが始まり。。。
だとか。
手が汚れないようにパンに挟んで売っただけなのに、それがばか売れしたそうです。
食べれるパンで挟むなんて、本当にいいアイデアですよね!!
そしてホットドッグという名前になった由来ですが、
その頃、細長いソーセージは形が犬のダックスフンドに似ていることから「ダクスフンド」とよばれていて、競技場などでロールパンに挟んで売られていました。
ある寒い日に熱々のダックスフンドはばか売れし、それを見ていたスポーツ漫画家が、パンに犬のダックスフンドを挟んで湯気をあげている絵を描いて、それを「Hot Dogはいかが?」というタイトルをつけたのが始まりのようです。
その漫画のおかげでパンに挟まれたフランクフルトは「Hot Dog」として広く知られるようになったんですね〜。
巷では「犬の肉が使われていたから。。。」とかいう話があるようですが、それはどうもデマのようですね。
あ〜、よかった。。。(笑)
Walter’sってどんなところ?
Walter’sはNew York Timesなどでも紹介されているホットドッグの有名店。
私が行ったのは、Flag storeであるニューヨークのウエストチェスターという地区のママロネック(Mamaroneck)店。
2号店は、2017年にコネチカット州のスタンフォード(Stanford)に、そして3号店として2018年の夏、ホワイトプレインズ(White Plains)に3号店がオープンしました。
(ホワイトプレインズ(White Plains)はこちら)
最近は、トラックでも販売をしているようです。
私が行ったママロネックのお店は、National Historic Landmark(米国家歴史登録材)にも指定されているお店。
建物は緑色の瓦屋根の中華風が一風変わった雰囲気を醸し出していて、一瞬、中華料理屋さんかな〜と思ってしまうほどです。
行ったのがちょうどお昼時ということもあって、大行列!
場所は、駅前というよりちょっと住宅地に入ったあたり、しかも平日だったというのに、すごい人の波でびっくり〜。
お店の右手で注文し、しば〜らく並んでお店左手で受け取る形になっています。
その間、10分くらいだったかな、20分くらい待ったかな?
おしゃべりしながら持ったのであっという間でしたが、もし時間のない方は、お昼時はちょっと避けて行った方が良いのかもしれませんね。
お店は、ウォルターさんがローズ夫人と1919年にはじめ、ママロネックのこの場所に移ってきたのが1928年。
この時期、多くの移民がアメリカに渡ってきましたが、このウォルターさんもその一人なんですね。。。
そして、ここで自国のフランクフルトを使っての商売を始め、なんとお店はもう100年も続いているんですね〜!
すご〜い!
100年も続いている理由は味にあり!
何と言ってもここのホットドッグが他と違うところは、ソーセージに一手間かけているということなんです!
普通なら細長いソーセージをボイルするか周りを焼いているだけです。
でも、このWalter’sのソーセージは真ん中から細長く半分に切って、こんがり焼いてシークレットソースをつけているというもの。
その焼いている風景は、注文から出来上がりまで行列で待っている間に、窓の隙間から眺めることができますよ〜。
ホットドッグを受け取ったら、お店左手にゆっくり食べれるコーナーがあります。
夏場も日陰になっていて、ホッと一息できるとってもいい場所です。
私が注文したのは、シングルドッグとカーリーフライ、そして飲み物!
少しあっためたパンがまた美味しい!
飲み物はコーラにしてしまいましたが、シェークも人気のようですよ。
食べ盛りの方には、ダブルドッグという2本ソーセージが乗ったものや、小さいお子さんにはPuppy(子犬)というちょっとミニサイズなどもあり、サイズが選べるのも嬉しいです。
私は1本しか買わなかったですが、とっても美味しくペロリと食べてしまったので、2本くらいは軽く食べれたなーという感じです。
このママロネック店の秋の営業時間は11:00amから7:30pm。
11月の第1月曜日から冬の営業時間に代わり、閉店時間が少し早まって6:30pmまでになるようです。
「Open everyday & all year around」と年中無休でサイトに書いてあるのですが、よく読むとサンクスギビング、クリスマス、お正月はおやすみ。。。のようです。
それでも、年に3日だけのお休みでずーと空いてるなんてすごいです!
Walter’sの住所は、
道の反対側はママロネックハイスクールがあり、場所的にはわかりやすいと思います。
お店の裏側が駐車場になっているので安心ですね。
旅行者の方でどうしてもWalter’s のホットドッグが食べたいという方はグランドセントラル駅からメトロノースのニューヘーブンラインに乗ってMamaroneck駅で降りてください。
駅からは歩いてだいたい20分弱でつくので、NY郊外の住宅地をみたい方はお散歩がてらいいかもしれませんね。
ホームページはこちら(英語)→Walter’s (ウォルターズ)
まとめ
手軽に食べられるホットドッグ!
ホットドッグがパンに挟まれるようになるまでの経緯や、名前の由来をご紹介しました。
元々はヨーロッパから入ってきた食べ物も、アメリカに持ち込まれて、食べやすいように変化し、新しい名前もついて行くんですね〜。
移民の国、アメリカ。
まだまだ、こんな楽しい食べ物がありそうですね。
また、調べておしらせしまーす!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。