アメリカの祝日メモリアルデーってどんな日?
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
5月後半になるとアメリカでは街にアメリカの国旗がいたるところに飾られる様になります。
なぜだか知っていますか?
それは、5月最終月曜日のメモリアルディを祝ってのものなんです。
この時期になるとメモリアルディのイベントやパレードなどが各地で行われます。
今日はそのメモリアルディについてご紹介したいと思います。
メモリアルディってなに?
メモリアルディはアメリカの戦没将兵追悼記念日という祝日で、毎年5月の最終月曜日がそれに当たります。
アメリカの祝日は州ごとによって違いますが、だいたい主なものは10日。
(アメリカの祝日についてはこちら
→アメリカの祝日って何日くらいあるの?)
この戦没将兵追悼記念日も連邦政府の決めた祝日として主なものの1つとして
戦争など軍事行動で亡くなったアメリカ合衆国の兵士(男女問わず)を追悼する意味で設けられた祝日です。
始まりは南北戦争で亡くなった北軍の兵士を弔い讃えるものでしたが、そこから第一次、第二世界大戦やその後の様々な戦争や軍事活動で亡くなった全ての方を追悼するものになって行った様です。
メモリアルディの歴史
元々はCivil warで知られる南北戦争(1861~65)の戦争終結を記念し、また戦没者の追悼を意味して定められたメモリアルディ。
初めの頃はデコレーションディとしてお墓にお花を飾る(献花)するという意味で名付けられたのが今ではメモリアルディと呼ばれる様になりました。
1865年にイエール大学のDavid Blight教授の提案の元、チャールストンの歴史的な競技場で、多くの解放された黒人と北軍兵士のパレードなどが行われたのが始まりの様です。
その後、ニューヨーク州のウォータールーで1866年に戦没将兵追悼記念日が行われ、ウォータールー住民のJohn Murray将軍とJohn Alexander Logan将軍によって各地に広げられた様です。
日本では8月15日が第2次世界大戦の終戦記念日として全国で戦没者の方達の式典が行われますよね。
それと同じ様な意味を持つ祝日ということですね。
各地の行事
この日になると多くの人が、記念碑を訪れたり、お墓詣りをしたりします。
また、メモリアルディというと星条旗が各地で飾られている様な気がしますが、実は午前中の間は星条旗の半旗が飾られ、午後になると正常に飾られるそうです。
街でも戦没者を讃えて様々な式典が模様されたりパレードが繰り広げられたりします。
私のいる街でも駅前の公園で、昔軍人だった方達が呼ばれ、地元のブラスバンドの演奏にのせて、街を練り歩くパレードが毎年盛大に行われています。
また、3連休に当たるこの週末は、家族で集まり旅行をしたり、ピクニックなど家族行事に使われることも多いですね。
元々1865年にチャールストンの競技場で始まったこの記念日、その時も解放された黒人や北軍兵士たちがパレードを行った後、歌ったりピクニックしたりしたのでその名残なんですね。
この時期になるとスーパーではメモリアルディにちなんで、星条旗の色をしたケーキなどが売られていますよ。
日本の終戦記念日は、終戦ということもあり、少々暗く厳粛なイメージですが、アメリカでは戦争で犠牲になった方達の勇気と英雄を讃えるイメージが強い気がします。
まとめ
毎年5月最終月曜日のメモリアルデー。
新緑の中、各地で戦没者を讃える式典やパレードが行われます。
それに伴い、家族で集まってBBQ したりピクニックしたりする日となっています。
この日は夏の始まりとしても位置付けられており、私の住む街ではこの日から地元のプールが開かれますよ。
少々まだ肌寒いですが、日本よりも短い夏をNYでも楽しむ良い季節ってことですね。
是非、皆さんもBBQなどして楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございました。