アメリカの郵便局ってどんなところ?手紙の出し方、切手の買い方って?
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
NYで生活していると、色々とわからないことに出会います。
そんなわからない事がありすぎて、何がわからないのか、ぶつかるまでわからないのですが(笑)、わからない事にぶつかって初めて、「どうやるんだろ〜?」と調べたり、人に聞いたりしています。
私もNYに住んで10年以上になるのですが、そんなわからない事にたくさんぶつかって来ました。
今では当たり前の事でも、来たばかりの頃は、どうやるんだろ〜と思ったことがたくさんあります(笑)
そこで、そんな「どうやるんだろー」を記録することで、どこかの役に立つかもしれないなーと思い、書き留めておくことにしました〜。
今回の「どうやるんだろ〜」は郵便局についてです!
(小銭をお札にする方法についてはこちら
アメリカのゴミ問題についてはこちら
→アメリカのゴミ事情!最近アメリカも頑張ってるリサイクル!)
Contents
郵便局ってどんなところ?
アメリカの郵便局ってどんなところなんでしょうか?
アメリカの郵便局はUSPS(United States Postal Service)といい、アメリカの郵便事情を担当するところです。
また、アメリカでは、パスポートの申請も郵便局のお仕事の一つなんです。
日本だ都道府県の決められた場所にわざわざ出向かなければ行けないパスポート申請ですが、アメリカだと近所の郵便局でできちゃうなんて便利ですよね〜。
でも、日本のような郵便貯金や簡保生命保険などは、USPSではやっていないようです。
民間の宅配業者でUSP というのがありますが、こちらは「United Parcel Service」の略。
USPSとUSPと似ていますが、日本でいうと郵便局とヤマト宅急便のような違いがあるので覚えておくといいですね〜。
(USPについてはこちら
→アメリカのアマゾン商品の返品方法って?USPって何?)
日本への郵便物、アメリカ内の郵便物
アメリカに旅行で来た場合、旅の思い出にハガキを出そうかな〜とか、又は、日本からアメリカに引っ越して来た場合、親しい友人や親戚に、郵便でお手紙を出したいな〜なんて事ありますよね。
でも、いくらの切手を貼っていいのかわからない。。。なんてことないですか?
日本同様、こちらでも郵送料金がちょくちょく変わることもあるので、私はいつも
「Can I have 5 international(又はglobal) stamps? (海外へ送るための切手を5枚いただけますか?)」
のように、「いくらの切手」というよりも「海外へ送るための切手を買いたい」という目的を伝え買っています。
そうすると、国際郵便に使える切手を出して、売ってくれるんですよ〜。
これなら、間違えた値段の切手を貼る事もないし、英語も簡単だと思いませんか〜?
アメリカ国内へ送りたい時は、
「Can I have 10 domestic stamps? (国内便を送るための切手を10枚いただけますか?) 」
というような感じ。
私の場合、家の大家さんに家賃の小切手を送る時とか、公共料金の支払いの小切手を送る時に使用しています。
もっとたくさん買いたい時は、20枚綴りになっているシートもあります。
こちらではそのシートをbookと呼ぶので(本でもないのにbookって日本人にとってはちょっと変ですが…)
「 Can I have a book of global stamps?」
のように言うと、20枚の切手(この場合海外用)を買うことができますよ。
そしてこれらの切手、実は、金額が書かれていないんです!
その代わり、FOREVER と書かれていて、forever stampと呼ばれていてます。
国際郵便用ならば Global Forever Stampと 呼ばれ、この切手を貼れば、日本でもヨーロッパでもアメリカから世界各国どこでも送れてしまうという便利な切手なんですよ。
写真が国際用の切手です。
切手にはGlobal USA FOREVER 2017と書かれていますね。
早速、友達や家族に出してみてはいかがでしょうか?
郵便物のお値段は。。。
2018年8月現在、アメリカから日本など海外に普通サイズの封書を送るための切手は1.15ドル、国内に送るための切手は0.5ドルとなっています。
(国内用の切手。こちらにもForeverと書かれています)
大きさ横約15センチ × 縦11センチまで、重さ1オンス(約28g)、厚み4ミリまでなら切手代は世界どこでも、グローバルフォーエバー切手1枚で出せるのもすごいですね〜。
最近よくあるちょっと大きめの絵はがきでも、封書でも規定内ならの大きさならグローバルフォーエバーの切手を貼ればどこでも出せるって事ですね!
もし、重さを超える場合は、国内用のフォーエバー切手(0.5ドル)を追加して貼っておけば心配なしです。
先ほどからよく出てくるこのフォーエバー切手、実は、一度購入すれば、郵便局で郵便料金の値上がりがあっても、国内用は国内へ、国際用は海外へ、持っている切手で送ることができるのです。
値段が変わったから追加料金の切手を買わなきゃと心配することがなくていいですよねー。
切手は、シールになっていて、日本のように裏に水をつけたりしなくてもすぐに貼れるようになっているのでとても便利なんです。
(日本でも最近シールのものもありますね)
クリスマスシーズン(ホリデーシーズン)になると、時期にあった可愛い切手も売られます。
クリスマスカードを送るときなどは、そんな可愛い切手で送りたいですよね〜。
上のサンタクロースの切手は、郵便局でクリスマスカードを送ると伝えたら、この切手を出してきてくれましたよ〜。
郵便局の方ともちょっとした会話を楽しみながら切手を買うのもなんだかアメリカっぽくていいですよね。
ポストは日本とは色が違って青。
郵便局のマークが付いています。
ポストには回収時間が書かれていますね〜。
ポストの話でもう一つ。
家のポストについてです。
こういうタイプのポスト見たことはないですか?
この黒い部分に手紙が入るわけですが、赤く上下に立っている旗は、横にもなるんです。
そしてそれは実は意味を持っていて、
- 上に立てた時(上の写真)は、ポストの中に家から郵便局に届けたいものが入っている時
- 横の時は、中には何も入っていない時
なんです。
日本であれば郵便物を出す時は郵便ポストに自分で出しに行かなくてはいけませんが、こちらアメリカでは自宅のポストに出したい郵便物を入れてこの赤い旗を立てておけばいいんです(写真のような感じ)
そうすると、郵便屋さんが中の郵便物を持って行ってくれるです!
なんて、親切なサービスなんでしょうね!
アメリカに住んでいて、留守中郵便物を一時保管してもらう方法
アメリカに住んでいると、日本に一時帰国する時とか、旅行に行く時など、家を空ける事結構あるんです。
日本でもそうだと思いますが、旅行中って、家に届く郵便物を止めたい時ってありますよね。
郵便局にはどのようにお知らせをしたらいいのでしょうか?
方法は2つあります。
- 郵便局(USPS)のホームページから受付をする
- 郵便局(USPS)に備え付けの紙があるので、それに記入して提出する
ホームページからの方法:
- 「USPS Hold Mail Service」で検索するし、USPSの郵便物保留(Authorization to Hold Mail)のサイトに行きます。
- 名前、住所、電話番号、emailアドレス記入しクリック
- 次の画面で、郵便物保留の始めの日と終わりの日、最終日後、郵便物を配達してもらうのか、それとも郵便局に取りに来るかを選ぶ
- Schedule Hold mailをクリックする
郵便局備え付けの紙に記入後提出する方法:
- 名前、住所、郵便物保留の始めの日と終わりの日を記入
- 最終日後、郵便物を配達してもらうのか、それとも郵便局に取りに来るかを選びチェックを入れる
- 郵便局の係員に渡す
これだけです!
いない間に郵便物が家に届いてポストに入ったままだと、防犯上も危ないので、郵便局で保留届を出しておいたほうが安心ですよね。
是非、ご旅行を企画されている方は、保留してくださいね。
アメリカ国内で荷物を送る方法
郵便局の値段って結構バカになりませんよね。
アメリカ国内や日本への国際便も、かなりのお値段がしてしまいます。
そんな中、アメリカの郵便局には定型の箱が置いてあり、国内どこでも同料金で送れるというもので、ある意味とても便利なんです。
Packingと書かれた棚に箱が置いてあり、無料でもらうことができ、しかも重さや距離に関わらず、一定の金額で送れるのです。
ですので、例えば、東海岸のNYから西海岸のカリフォルニアにとても重い物を送る場合、とても便利に使えます。
サイズは (inch表示です)
Priority Mail Express Envelope (15-1/8 × 11-5/8) : Shipping Starting at $25.5
Priority Mail Envelope (15-1/8 × 11-5/8) : Shipping Starting at $7.35
Priority Mail Express Flat Rate Envelope (12-1/2 × 9-1/2) : $ 25.50
Priority Mail Flat Rate Envelope (12-1/2 × 9-1/2) : $ 7.35
Priority Mail Flat Rate Small Box (8-5/8 × 5-3/8 × 1-5/8) :$ 7.90
Priority Mail Flat Rate Medium Box (11 × 8-1/2 × 5-1/2) : $ 14.35
Priority Mail Flat Rate Medium Box (13-5/8 × 11-7/8 × 3-3/8) : $ 14.35
Priority Mail Flat Rate Large Box (12 × 12 × 5-1/2) : $ 19.95
どんなに重くなっても、袋や箱の中に入れば送ることができるのはとっても魅力的ですよね!
しかも箱代はただ!
郵便局に置いてあるのをタダで持って来ていいし、またはネットで家に届けてもらうこともできるようです。
でも、もし近場に軽いものを送る時は。。。。
実は、このフラットレートのボックスだと高くつくことがあるので注意が必要です。
例えば、NYからだとNJやシカゴに荷物を送ろうとすると、さほど遠くありません。
しかも荷物が軽いものだったりすると、このフラットレートボックスで郵送すると損をしてしまうんです。
先日もシカゴに送る時、かなり大きな大きさの箱で安い値段($11.95)で送れました。
私は、わからない時は窓口で、どの方法が一番良い方法かを聞いてから送るようにしています。
郵便局の方はとても親切なので、丁寧に教えてくれるので、是非、勇気を持って聞いてみてくださいね。
荷物を受け取る方法
郵便局からの荷物が届くと、サインが必要な場合は、ベルが鳴り、玄関口でサインをして荷物を受け取ります。
もし、家にいない時は、荷物は不在票がポストに入れられて郵便局に戻されてしまいます。
郵便局に行くときは、
- 不在票
- 住所の書かれた身分証明(運転免許証が一番便利ですね)
を持って取りに行きましょう。
日本だと印鑑がいる場合があると思いますが、こちらでは身分証明を見せてサインをするだけなので便利ですね。
以前、不在票が入っていたので、すぐに郵便局に取りに行ったのですが、まだ荷物が郵便局に届いていなかった。。。
せっかく行って荷物がなかったら残念ですので、郵便局に電話などで連絡をして戻っているか確認してから行くのがいいでしょうね〜。
その他のサービス
そのほかにも郵便局では以下のようなサービスがあります。
USPS Tracking Service
Insurance
Signature Confirmation
Certified Mail
Return Receipt
Registered Mail
Custom Forms
Priority Mail
以下の紙には上に書いたサービスの方法が載ってたので、参考にしてみてくださいね。
それ以外にも、セルフでやる機械があったり、
グリーティングカードが売っていたり、
シッピング用のダンボール箱が売っていたりします。
アメリカのパスポートを申請する方法
そしてもう一つ郵便局の大きな仕事の一つにアメリカのパスポートの申請というのがあります。
アメリカでは通常パスポートの申請を郵便局で行うんですねー。
年齢によっても申請方法が違うのですが、私が初めて行ったのはアメリカで子供を産んだ時に子供のためにパスポートをとった時。
最近では仕事の関係でアメリカに赴任中に子供を産む方も多いと思うので、その方法をこちらに記入しておきます。
16歳以下の子供(赤ちゃんを含む)がアメリカのパスポートを取る方法
- Form DS-11
(子供用のパスポートは5年用です。サインの部分は、郵便局員の前で行うので事前にサインしないこと) - アメリカ国民であるという証明:アメリカで生まれた時にもらう出生証明証(Birth Certificate)オリジナル
- アメリカ国民であるという証明のコピー:2のアメリカで生まれた時にもらう出生証明証(Birth Certificate)のコピー
- 親子関係の証明書:アメリカの出生証明証(Birth Certificate)で証明
他にも色々とありますが、アメリカで生まれた時にもらう出生証明証 – Birth Certificateが便利かと思います。 - 親の身分証明:アメリカで発行された運転免許証や有効期限内のパスポートなど
- 親の身分証明のコピー:5の運転免許証やパスポートなどのコピー
- パスポート申請者の親やガーディアン:子供と一緒に両親も出向きその場でサインをする
もし、片親しか出向けない場合は、「DS-3053」に記入して提出の必要
詳しくはこちらの7番 - 写真:6ヶ月以内に撮影されたカラー写真
写真サイズは 2 x 2 inches (51 x 51 mm)
顔は顎から頭の上まで 25〜35 mm 以内
両目を開けた、自然な顔の写真、メガネ、帽子など無し
ヘッドフォン、ワイヤレスハンズフリーデバイスなど無し
民族衣装などではなく、普段着で
白、もしくはオフホワイトの背景 - 申請料:現金またはマネーオーダー
2019年6月時点の16歳以下の子供のパスポート申請料金、手数料は以下の通りです。
Passport Book【申請書類:DS-11】申請料($80)受付手数料($35)
Passport Card【申請書類:DS-11】申請料($15)受付手数料($35)
Passport Book & Card【申請書類:DS-11】申請料($95)受付手数料($35)
できるまでにだいたい2−3週間かかるようです。
でも、ご旅行を予定されている場合は、余裕を持って3-4週間前には手続きをしましょう。
郵便局によっては予約を必要とするところもあるようですので、最寄りの郵便局に確認して行ってくださいね。
注意すること
上にも記しましたが、子供のパスポートを取る時に注意しなくてはいけないことがいくつかあるのであげておきたいと思います。
- 必ず、申請者の両親が揃って郵便局(またはパスポート発行局)に出向く。
- 申請書のサインは、事前には記入せず、当日郵便局で郵便局員の前でサインする。
- 申請料はカードが使えないところが多い。(郵便局によっては使えるところもあるとのことです。)
是非、注意して行ってくださいね。
英語ではありますが、以下のサイトで確認できますので、是非、事前に一読されるといいかと思います。
How to apply for passport/ Children under 16のサイトはこちら
(その他も含めたアメリカのパスポート取得についてはこちら→アメリカのパスポート、どうやって取るの?)
まとめ
郵便局のお仕事は主に2つ、郵便物を扱うこととパスポートを扱うこと。
今回は、郵便物の切手の買い方と、家に届く郵便物の保留の仕方、そしてアメリカ国内での荷物の送り方、アメリカのパスポートを申請する方法を書かせていただきました。
日本へ、そして国内へ手紙、荷物を出す時に、そして、パスポート申請時の参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。