【アメリカのゴミ事情】最近アメリカも頑張ってるリサイクル!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
NYで生活していて、色々とわからなかった事を聞いたり調べたりして生活しています。
当たり前のことも、初めは知らなかったりして、難しかったり。。。
そんな「どうやるんだろ〜」を記録することで、どこかの役に立つたらと思い、私の生活のいろいろをご紹介していきたいと思います。
前回の「アメリカ NY生活いろいろ」では、郵便事情についてご紹介させていただきました。
(まだ読んでいない方はこちら→アメリカ NY生活いろいろ 郵便局について)
今回の「どうやるんだろ〜」はリサイクルゴミについてです!
アメリカのゴミ事情ってどんななの?
アメリカのゴミ事情は、日本ほど厳しい決まりはあまりありません。
なんたって、日本より土地が広いので、大きく分けて、普通ゴミと資源ごみに分ければいいくらいの考えのところが多いですね〜。
そして、普通ゴミの日、資源ごみの日と決められた曜日に、そのゴミを家の前に出せば、トラック(又は小型のゴミ回収バイク)が一軒一軒ゴミを回収に回ってくれます。
日本だと決められた場所に持っていかなくてはいけないので、アメリカの方が家の前に出せるのは便利ですね。
(最近は、日本でも家の前まで取りに来てくれるところもあるようですね)
私がアメリカに住み始めた頃は、まさに資源ごみは瓶もカンもプラスティックも全部一緒の日に、ごちゃ混ぜに出せちゃったんです。
日本から引っ越して来た私には衝撃だったのを覚えています。
でも、ここ数年は、アメリカでもリサイクル運動がとても活発になって来ていて、今住んでいる街では様々な分別がされるようになって来ています。
リサイクリンガイド
私の街では、年に一回、各家族に、その年のゴミの収集日の予定とともに、このようなリサイクリングガイドのレターが届きます。
ここ最近のものは、このように随分と分別が進んで来ています。
例えば私の住んでいる街では、
週に2回回収:Garbage (普通ゴミ)
週に1回回収:Bulky Trash(かさばるゴミ)
Yard Waste (庭の無駄なゴミ)
Food Waste (生ゴミ)
隔週回収:Commingled Recycling(瓶、缶、プラスチックなどの混合リサイクル品),
Paper and Cardboard (新聞、ダンボール、本、紙袋などの紙製品)
と言った感じです。
瓶もカンもプラスティックも一緒のゴミとして出されるのは分別が進んだとはいえ、まだまだのように日本人としては感じてしまいます。
でも、私のアメリカ人の友人曰く、あまり細かくしすぎると、住民が全くやらなくなってしまうのを恐れ、とりあえず燃えないリサイクルゴミという範囲を一緒にして、ゴミ出ししてもらう方がいいという考えのようです。
日本では有料の大型のゴミもこちらでは無料。
家の前のガレージのあたりに置いておくだけで、ゴミ回収車が持って行ってくれます。
なので、よく家の前に大きなソファーやテーブルが捨ててあったり、テレビとか冷蔵庫まで置いてあったりしてびっくりしてしまいます。
そんな大雑把なゴミ出しのアメリカ、NYですが、最近私の住む街で画期的なことが始まりました。
それは生ゴミ回収です。
生ゴミ回収ってどんなもの?
Food Wasteと呼ばれるゴミで、食べ物の食べ残しや、調理の時にでた野菜の皮などのゴミのことです。
その生ゴミ回収を家の前まで週に1度取りに来てくれることになったのです。
今までも、生ゴミ回収というリサイクルはこの街でもあったのですが、その場合は、リサイクルセンターまで足を運び自分で生ゴミを生ゴミ回収の大きなバケツに入れなくてはいけなかったのです。
それが、毎週トラックで回収に来てくれるということになり、私の友人も、街のボランティアとして、住民にこのプログラムに参加しよう呼びかけています。
生ゴミ回収は、野菜や果物、肉、魚はもちろん、卵の殻や、肉や魚の骨、貝殻などの甲殻類まで含み、相当のゴミを減ら背ます。
しかも、ゴミを減らせるだけでなく、それらが全て役に立つ堆肥に生まれ変わるというのだから、本当に素晴らしいプログラムですよね!
日本でも田舎の方に行くと自宅でコンポーザー用のバケツを置いていて、生ゴミをそこに入れることで堆肥にするものがあるようですね。
アメリカでも、街ぐるみでそのようなプログラムが始まっているということです。
そしてその生ゴミ回収でできた堆肥は、年に1度、生ゴミ回収活動を参加している方達に還元しているのです。
堆肥を必要とする人たちが自分でバケツを持参し、自分で持ち帰って行くというシステムもなんかいいですよね。
自分たちが出した生ゴミがこんなに栄養のある土になり、そしてそれで各自がお花やお野菜を育てる。。。そしてその生ゴミをまた生ゴミ回収に出す。。。なんという素晴らしいリサイクルなんでしょうか。
最近は日本でも個人で生ゴミを処理している人も多いと聞きます。
ちょっと生ゴミで検索していたらこんな商品を見つけましたよ〜。
処理機に生ゴミをいれただけで分解して生ゴミを無くしてくれると!!
しかも臭わない、音もないそうです!
分解力が強くて生ゴミをいれても中身が増えないとーーー!
すごい商品ですね。
環境に優しく、しかも朝のゴミ捨てもいらないなんて助かりますね。
私がやっているリサイクルシステムや上でご紹介した生ごみ処理機に参加する人たちには、環境をちゃんと考えている人たちの思いがいっぱい詰まっているんだなーと感じました。
何事も一人一人の心次第なのですね。
公共のゴミ捨て場でも。。。
最近は、アメリカ全体でも飛行場や駅のゴミ捨て場でも随分と分別がなされているようですね。
先日旅行で行ったシカゴの飛行場でも、こんなゴミ捨て場をみて、感動してしまいました。
端から
アルミニウムカン
ブラスチックボトル
普通ゴミ
プラスチックボトル
アルミニウムカン
のゴミ箱が並んでいました。
こちらでは、缶とペットボトルが分別されているんですねー。
そして、その横の柱には大きく下記のように書かれてました。
シカゴリサイクルと大きく書かれ、その下には
「空港でのリサイクルは、シカゴをアメリカ1環境に優しい街にする為に必要な努力で大切なことです。」
となっていました。
大都市では街ぐるみでリサイクルを見直していこうと動き出しているのですね。
NYで使い捨てポリ袋禁止
NYのアンドリュー・クオモ知事はNY州議会指導部と、使い捨てのポリ袋禁止する措置に関して合意したということです。
内容は、
- 使い捨てのポリ袋を禁止する措置を2020年度予算に盛り込む
- 2020年3月1日から使い捨てポリ袋を禁止実施
これに伴って、スーパーなどの使い捨てポリ袋は禁止されることになります。
そして、紙袋にも一枚5セントの料金がかかる地区も出て来るようです。
現在は、カリフォルニアとハワイでは、同じ措置が行われています。
「Ban the Bag」では、州や郡などの地方時自体での現状を見ることもできますよ。
NYも来年からは、おなじみのNYロゴのポリ袋がみられなくなるのですかね〜。
環境のことを考えてのこと、我が家の近所でもすでにポリ袋はなくなり、紙袋に移行しています。
最近アメリカのスーパーでは、可愛いエコバッグを売るお店が増え、お客さんもエコバック持参が増えていて、個人個人の意識も変わっているように思います。
(トレジョのエコバッグについての記事はこちら
→トレーダージョーズのエコバッグ!やっぱり軽くて便利!お土産に最高〜!)
まとめ
日本と大きな違いのあるアメリカのゴミ事情。
まだまだ、日本のように細かく分別はされていませんが、それでも少しづつ環境に配慮したゴミ分別が進められてきているようです。
地球全体の環境の為にも、ゴミ大国であるアメリカ、そろそろ動き出さないといけないのでしょうね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。