ネイティブに教わる日本人目線の「Linking:リンキング」
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
英語をやっている方で、ネイティブのような発音にしたいと思っているかたも多いはず。
というか、せっかくやるなら、ネイティブのように喋ってみたいですよね。
私はすでに10年以上アメリカに住んでいるのですが、大人になってからアメリカに来たので、なかなかネイティブのように喋るのは難しいです。
それでもこの10年でいくつかのコツのようなものを学んだ気がします。
それがLinking(リンキング)
今日は、そのLinking(リンキング)という発音の法則をご紹介したいと思います。
これを知っているのと知らないのでは発音に大きな違いが出ると思うので、是非、リンギングを使って発音してみてくださいね。
Linking(リンキング)って何?
Linking(リンキング)とは、何でしょうか?
Link(リンクする)のing形なのは見ただけでわかりますね。
では、リンクとは?
Link (リンク)には
名詞:連結、結びつけるもの、関連
動詞:繋ぐ、結合する
の意味があります。
つまりLinking(リンキング)とは
二つの単語を結合させ、音を変化させて1つの単語のように発音する
ことを言います。
日本語だって、自然にリンキングしているのにお気付きですか?
反応(はんのう)って言葉は
反(はん)+応(おう)=Han + ou = hannou (はんのう)
という様に自然に変化させているんですよねー。
英語を喋るネイティブの方も自然にこれをしているんですね〜。
ネイティブにとって自然なことでも、Linkingが行われると元の発音から少し変わってきてしまうので、他国の人には聞き取りづらくなってしまうのも確かです。
でも、ルールさえ知っていれば大丈夫です!
Linking(リンキング)のルールって?
Linkingのルールはいくつかあります。
1. 前の単語の子音と後ろの単語の母音をくっつけて発音する
つまり、母音(a, e, i, o, u)と子音(母音以外)の単語た隣り合った時、、前の単語の最後の音と、後ろの単語の最初の音がくっつき、2つの単語が違う音になってしまうのです。
説明より例題をあげたほうが簡単なのでいくつかあげてみます。
- An apple n+a = na (ナ) アナプル (× アン アップル)
- Old enough d+e=de (デ) オールディナフ (× オールド イナフ)
- is it s+i = si →音が濁ってzi イジット (× イズ イット)
- as soon as n+a = na (ナ) アズスーナズ (× アズ スーン アズ)
- just a t+a=ta (タ) ジャスタ (×ジャスト ア)
- on a n+a=na (ナ) オナ (×オン ア)
- had a d+a=da(ダ) ハダ (×ハッド ア)
- about it t+i=(テ) アバウティッ(×アバウト イット):最後のtは発音しなくてもわかる
- Come on m+o=mo(モ) カモン(×カム オン):この場合もともとeの音はないのでスペルでもなし。
お分かりになりましたか?
例題をあげると少しわかりやすいのではないでしょうか?
声を出して練習してみるといいと思いますよ!!
発音する時に、一瞬貯める感じで間を開けると発音がネイティブらしくなり、伝わりやすくなります。
カッコつけて読むくらいがちょうどいいと思います!
是非、恥ずかしがらずにやってみてください。
2. 後ろの単語が Y で始まる時は、前の単語の子音と後ろのyをくっつけて発音する
Y は母音でなく子音では?とと思うのですが、Y は「半母音」といい、母音と同様に子音と隣り合わせになるとリンクされ違う音になりますよ〜。
こちらも説明より例題で見てみましょう。
Could you… クッジュー (×クッド ユー)
Will you… ウィリュー (×ウィル ユー)
Give you… ギヴュー (×ギブ ユー)
3. 単語と単語で同じ子音が続く場合は、前の単語の子音が省略され、発音されない。
what time ウァタイム (×ウァット タイム)
get to ゲッ トゥー (×ゲット トゥー)
単語と単語のスペルは違っても同じ音、似た音の子音の時も省略され発音されない。
bank clerk バン クラーク (×バンク クラーク)
cup board カッ ボード (×カップ ボード)
他にもこんな例がありますので、声を出して練習してみてくださいね。
4. 単語で発音しなくていい音(t d g)
and
would
should
could
don’t
didn’t
wouldn’t
shouldn’t
couldn’t
get me
give me
let me
この場合も、発音するときに、一瞬貯める感じで間を開けると発音がネイティブらしくなり、伝わります。
是非、ネイティブになった感じでカッコつけて声を出して練習してみましょう。
自分でオーバーに言っているくらいがちょうどいいと思いますよ。
アメリカでは、日本人がオーバーに言っていると思っていてもそれが普通です。
まとめ
今日はLinking(リンキング)のルールを4つほどご紹介しました。
これをやるだけで、英語の発音が全然違います。
私もこれに気づくまで長い時間かかりました。
でも、知ったら、その方がスムーズに英語を発音できる様になり、同時に英単語のアクセントも言いやすくなったので、是非是非、お勧めです。
一度で言えなくても何度も声にあげて出せば言える様になります。
(私も10年以上アメリカに住んでいますが、未だに練習中です)
是非、頑張ってくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。