アメリカ学校と日本の学校、こんなところが違う!
こんにちは!
Koharu e-Life in NYへようこそ!
お子さんがいらっしゃるご家庭が海外転勤を命じられた時に、一番気になるのが、学校や教育のことではないでしょうか?
我が家も子供が小学生の時にアメリカ・NYに転勤できたのですが、子供達のことが一番心配でした。
多くの方が海外に住んでいるとはいえ、情報は限られているし自分で調べないとわからないことばかりで大変だったのを覚えています。
今回は、少しでもそんな不安を抱えている親御さんが安心してお子さんと海外で一緒に暮らせるように、私が感じるアメリカの学校と日本の学校の違いについてご紹介したいと思います。
アメリカ全土が全てこの記事のようだとは思いませんが、少なからず、こんな違いがあると言う事がわかれば、同じ疑問を持っている方の参考になるかとも思います。
この記事が少しでも不安の解消にお役に立てたら嬉しいです。
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(アメリカの学校システムについてはこちら
→最近のアメリカの学校システムはこうなっている!
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Contents
アメリカの学校と日本の学校の違い
場所が変われば、違うことはたくさんありますよね。
アメリカと日本の違いで一番大きいのは言葉ですが、ここでは学校での違いに特化してご紹介します。
小学生の通学は子供一人では行かない
日本では、小学1年生になると、ランドセルを背負って自分で学校まで行きますよね。
でも、アメリカでは、絶対そういうことはしません。
学校まで必ず大人同伴で連れて行くことになっています。
スクールバスで行っている子達も、スクールバスのバス停までは必ず親が送り迎えをします。
親が働いていたり無理な場合は、必ずベビーシッターを雇い、子供一人で登下校させることはないですね。
日本より学区が広いため、学校から遠い子供達にはスクールバスが無料で提供されています。
スクールバスがない地域の子供達は親が歩き又は車で送迎しています。
朝や下校の時間は、学校の周りは送迎の車で大渋滞がおきる事も。。。。
びっくりしないでくださいね。
教科書はレンタル
新学年が始まると、日本では教科書が無料で配布されると思います。
こちらアメリカでは、教科書が配布されるのですがそれは貸し出しだけで一年終わるとまた学校に戻さなくてはなりません。
教科書の一番前のページに、シールで現在の持ち主がわかるよに名前を書く欄があるものもあります。
すでに何年も使われているため、そのシールに記載される過去の所有者で知っている人がいたりして面白いですよ。
教科書は何年も使われているため、新しいとはいえませんし書き込みも禁止です。
とても分厚く、学校のロッカーに置いておいたり家においておいて持ち運ばなくて良い場合もありますよ。
毎日ランドセルに教科書を入れて持ち運びする日本とは大違いですんね。
上履きがない
日本では、校舎に入るとすぐに外履きから上履きに履き替えますが、アメリカでは校舎の中でも外履きなので、げた箱はありません。
文化の違いということだと思いますが、家でも玄関を開けると日本のような段差はなく、すぐに部屋に通じています。
最近は家を綺麗いに保つために、アメリカ人でも玄関そばで靴を脱ぐ風習ができて来ましたが、基本靴のままで家の中に入るのには抵抗がないように思います。
学校も同様で、学校の扉を開けるとそのまま段差はなく外履きで1日を過ごします。
冬の雪の日などはブーツを履いて行ったら、1日ブーツのままで学校の授業を受けることになりますね。
体操着がない
日本では、体育になると学校で決められた体操着に着替えますよね。
でもアメリカでは決められた体操着はないのです。
自分で動きやすい格好で体育(Physical Education :PEと呼びます)を受けます。
家からジャージ姿で行く子もいれば、軽く着替える子もいるようです。
体操着はありませんが、中学や高校になると、クラブごとにお揃いでトレーナーを揃えたりパーカーを揃えたりすることは出て来ます。
でもそれを買わなくてはいけないというわけでも着なくてはいけないというわけでもなく、あくまで自由に購入着用することができるようです。
塾よりも学校の勉強が大事
アメリカのお子さんで塾に行っている子はそれほどいないように思います。
何より大切なのは学校の勉強。
学校からは宿題がかなりでます。
それをきっちりこなすことが何より大切になります。
勉強以外にも、音楽やスポーツ、ボランティアが大切とされているため、課外では勉強の塾よりも音楽やスポーツの習い事に力をいれています。
大学入試の共通テストのため、高校生になると一時期塾に通う子もいますが、それも短期間。
大学に合格するには、勉強だけでなく今までやって来た音楽やスポーツ、ボランティアを記入する欄があり、勉強は勿論どれだけ課外活動を活発にしていたかが問われます。
新学年が4月始まりではなく9月、入学式もない
日本では学校の新学年というのは、桜の季節4月がほとんどですよね。
アメリカでは4月に始まるということはまずありません。
だいたいが秋に始まります。
9月の始めだったり、学校によっては8月から始まる学校もあります。
また、大学などでは9月と1月に入学を受け付けているところがあり、1月から大学に入学する生徒もいます。
そのためなのでしょうか、入学式というちゃんとした行事はありません。
小学校も、中学校も、高校も、大学も、皆、学校初日から親元を離れ、一人で学校の校舎に入っていきます。
私が来たばかりの時、まだ慣れない子供達を1日目から一人で学校に送り出すのは不安だったのを覚えています。
でも、皆それを経験しているので、徐々に慣れてたくましい子供に育ったような気がするので、心配しすぎることはないのだなと思いました。
夏休みが3ヶ月近くあり、宿題もない
秋から新学年ということもあり、夏休みは学年が変わる休み。
日本でいうと春休みと同じです。
日本でも春休み後には担任も学年も変わることもあり、春休みには宿題があまりないですよね。
アメリカも同じ。
夏休みには宿題がありません。
もちろん、新学年で必要な本を読む宿題などは出ますが、主に夏休みは自分を成長させるために費やします。
家から毎日通うミュージックキャンプだったり、スポーツキャンプ。
そして、1ヶ月もの間お泊まりキャンプに行く子もいます。
ボランティア活動に一生懸命になる子もいます。
そしてほとんどのご家族がファミリー旅行に行くようにも思います。
夏休みは宿題に追われず、自分のやりたいことを十分にやって成長する時期、そして家族で楽しい思い出を作り大切な時期に感じます。
我が家も、キャンプに行ったりボランティアしたりと2ヶ月ほどは忙しく、その合間に家族旅行をいれていました。
今は大きくなった子供達ですが、毎年一緒に行った家族旅行は今となってはかけがえのない思い出です。
担任以外にカウンセラーや補助の先生がいる
職員室はなく、先生は専用の部屋を持ちクラスのない時はそこにいます。
授業も教科の先生の教室に生徒が行き、授業を受けます。
小学校までは担任の先生がいますが、中学・高校になると教科の先生という形になり、はっきりした担任の先生はいません。
また、先生以外にも補助の先生やカウンセラーがいます。
補助の先生は、授業中にわからない生徒に、先生や他の生徒の邪魔にならないように問題を教えます。
生徒には、担当のカウンセラーがいて何か問題があればそのカウンセラーに相談します。
そこから指示を仰ぎ、先生に相談したり、問題を解決するという場合が多いようです。
担任の先生がいない代わりに、色々と工夫されているということですね。
まとめ
アメリカの学校と日本の学校の違いをいくつかあげてみました。
まだまだ、細かいことを言ったらいくつも違いがあると思います。
でも、上にあげた点だけでも知っていると、海外に来た時に、少しは驚かれずに心の準備ができるのではないでしょうか?
また、学校、教育のことで思いついたことがあれば記入して行きたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。