バルセロナのガウディ作品カサミラ!【行き方・営業時間】
こんにちは!
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スペイン、バルセロナと言えばアントニ・ガウディのサグラダファミリアを思い浮かべる方も多くいると思います。
でも、アントニ・ガウディの作品はそれだけではなく、たくさんバルセロナにあるのです。
その一つグラシア通りにあるカサ・ミラ(Casa Milà)。
カサ・ミラ(Casa Milà)も1912年に完成したアントニ・ガウディの作品です。
カサ・ミラ(Casa Milà)はミラの邸宅という意味で、実業家のペレ・ミラ夫妻のために建てられた邸宅兼アパート。
邸宅兼アパートにしてはとても奇抜な曲線を取り入れたデザインで、奇抜すぎて当時の人には理解されず「石切場(ラ・ベドレラ)」と呼ばれるようになったとか。
今では「石切場(ラ・ベドレラ)」はこのカサ・ミラ(Casa Milà)の愛称となっていますよね。
今日はその「石切場」(ラ・ベドレラ)の愛称で知られるカサ・ミラ(Casa Milà)をご紹介します。
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Contents
ガウディ作品カサミラ
バルセロナでもとても賑やかな通りグラシア通り。
おしゃれなブティックなどもありいつも人で賑わっています。
そんな通りのある一角にとても奇妙な曲線の建物があります。
それがカサ・ミラ(Casa Milà)です。
カサ・ミラ(Casa Milà)を知らない人でもこの曲線をみたらきっと目に止まるはず!
それほど目立つ建物です。
予約してチケットを取ろうと思っていたのですが、なかなか時間が定まらず直接建物へ。
正面入り口の右側に当日券を売っている入り口があります。
行ってみると並んでいる人は3人。
ラッキーにもすぐに入れました。
普通のオンライン予約を持っている方は同じ入り口ですが、
プレイミアム予約券を持っている方はこちら正面から入場するそうです。
チケットを購入し「La Pedrera(石切場)」と相性の書かれたパンフレットをいだたきました。
チケット購入した窓口となりでイヤホンを貸してくれるのでそれをつけていざ出発。
1F入り口入ったところ
入ってすぐに飛び込んでくるのは中庭の吹き抜けから入ってくる空の青さの眩しいこと!
青の部屋もこの中庭の窓に面しているためこの青空の光が入ってきているかと思うととても気持ちのいいすみごごちだろうな〜と想像がつきます。
こちらの扉も素敵。
あとで映像で見ることができるのですが、チョウの羽や亀の甲羅からイメージして作られたそうです。
車が通れるように溝になっているのもこの時代にとっては進んでいますよね。
そして、この曲線に囲まれた不思議なアパートには今でも3世帯(4世帯?)が住んでいるとか。。。
しかも家賃は1200ユーロ(15万円)!!
「ガウディ作品に住んでてなぜこのお値段?」と思う方もいらっしゃると思います。
このカサ・ミラ(Casa Milà)は、建設された当初奇妙な建物の上、建築容積の関係から違法建築寸前になりそうなところをモニュメント要素を買ってもらって合法に持ち込んだ建物。
その上、その当時にしては月収10倍もの値段の家賃だったため入る人はおらず。。。「3世代に渡り賃上げはしない」という約束で貸し出したようです。
そのおかげで今でも住んでいる方はその3代前のお値段1200ユーロで借りれるんですね!
1984年には世界遺産にも登録されたこのカサ・ミラ(Casa Milà)にお安く住めるなんて嬉しいような、観光客が毎日訪れるのでちょっと賑やかすぎるような。。。複雑な気持ちでしょうね。
住居へは特別な階段で一般の人とは重ならない入り口が設けてあるそうです。
今回見学できるのは濃くなっている部分です。
1階は中庭を通ってエレベーターまで行き、屋上から見学スタートです。
屋上
エレベーターに乗って屋上に上がるとまたまた真っ青な空と曲線を使ったオブジェ(換気塔や煙突)がいっぱい。
細かく砕いたタイルは今やバルセロナのモチーフともなっていますね。
はアスレホと呼ばれる白い化粧タイルが使われ、雪山を表現しているそうです。
直線部分を持たないというこの建物、兜を被った戦士をイメージしたオブジェまで曲線の不思議な形をしていますね。
ここからの眺めはとても素敵なので多くの方が写真を撮っていました。
中でもここは写真スポット。
このトンネルからの景色はちょうどガウディ作品のサグラダファミリアが見えるようにデザインされているそうです。
このカサミラ建設当時はまだまだこれほど大きくなかっただろうサグラダファミリアも完成をあと数年に残し、ここまではっきり見えるようになったなんてガウディが生きていたら感激でしょうね〜。
屋上から階下を見下ろすとここにもたくさんの窓。内側からも光が取り込めるのは素敵ですね。
屋上は1周できるコースになっているので、ぐるりと回り、順路に従って階段で屋根裏へ!
エスパイ・ガウディ(ガウディの空間:屋根裏部分)
屋上から階段を下るとエスパイ・ガウディ(ガウディの空間)と呼ばれる屋根裏のような場所。
行ってみると素晴らしく整っているレンガの骨組みカテナリー・アーチ(垂直曲線)に出会いました。
ガウディの博物館のようで展示モデルなどもある空間として使われています。
曲線が美しすぎます!!
ガウディは図面ではなく模型を作って設計した建築家だそうで、ここにもたくさんの模型が置いてありました。
この屋根裏の模型も置いてあり、入り組んだ形を改めて上から見ると、どうやってこんな形や構造を思いついたのだろうと不思議になります。
でも、そんなことを思っていると今度は実物の自然の模型が置いてあるではないですか!
そうです。
ガウディは建物に自然を取り込んでいるのです。
例えばこの上の動物の背骨、この屋根裏に似ていると思いませんか?
同じグラシア通りにあるカサバトリョは骨の館と呼ばれるように柱が骨に似ていたり。。。
サグラダファミリアの螺旋階段は渦巻き街のようですよね。
ここに置いてある骨の形も家具の肘置きに似ていたりもします。
このようにガウディは全て自然のものから影響を得て作品を生み出しているそうです。
屋根裏を一周すると次は下のかい住居部分です。
住居部分
このカサミラは6階建ての集合アパートで、その当時の1世帯分を公開してくれています。
すでに100年以上経っているのに、当時のお金持ちの素敵な暮らしが垣間見れ新鮮さを感じるくらいです。
扉や窓にも直線ではなく曲線を使っている点は徹底しているな〜と感心するばかり。
メイドの作業部屋の家具や台所一つおしゃれに感じますよね。
古くなってこそ良いものって本当にあるんですね〜。
全てが素敵すぎます。
このダイニングの額にも曲線がデザインされています。
外からよく見えるこのテラス。
アイロンで模様がされていますが、これも直線は一切なく曲線の柔らかさが素敵です。
このアイロン、鉄くずから作ったそうですが、鉄屑がこんなに素敵なオブジェになるんですね。
地中海をイメージして作られたそうですよ〜。
テラスに映し出される影までおしゃれです。
リビング、寝室など正方形の部屋はなくいびつな形をしているにもかかわらず、陽の光がたっぷり入ってとても落ち着く部屋だな〜と感じます。
でも、この直線がないいびつな形は奥様方にはちょっと不満の種だったようです(笑)
部屋は引き戸で2つに分けられるようになっています。
その扉の周りにも曲線を使った模様が施されていてこの凝りようは本当に手を抜くところを知らないと言った感じですね。
曲線がふんだんに使われている浴室もとっても素敵です。
この↓床の模様はバルセロナの街でよく見かけます。
ガウディがデザインしたという自然をモチーフにした6角形のタイル。
見覚えあるな〜と思ったら、バルセロナの街の道路に使われていたんですね〜。
↑こちらがバルセロナの道路に使われている石です。
ここではドアを開けずとも郵便を受け取れたという小窓もついています。
1F 出口
住居部分が終わり1階に戻ってきました。
ここは入り口とは違うもう一つの吹き抜け部分。
こちらにも鉄でできた門があります。
この門も今では普通ですが、鉄くずのリサイクル作品だというから本当に驚きです。
バルセロナで初めて地下駐車場を建設したというこの建物。
今では当たり前の地下駐車場ですが、その当時にしてこの考えがあったとは、先見の目のあったガウディならではの視線ですね。
ここにも地下駐車場への入り口まであります。
入り口部分は楕円だったのに比べ、こちらは円に近いですね。
階段で住居部分に入れるようになっているそうです。
お土産屋さん
このカサミラにはお土産やさんが2箇所あります。
1つは住居部分と同階にあり、もう一つは1F出口側。
どちらもこのカサミラやガウディにちなんだ商品がたくさん置いてあります。
普段に使ってもとても可愛くおしゃれな色合いのマグやお皿はどれも欲しくなってしまいますね〜。
そしてこのガウディ作品と同じいす。
かなりのお値段がしましたが、体の曲線にあったいすということもあり、いつか手にしたい。。。という気持ちでいっぱいになりながらお店を後にしました。
夜のカサミラ
夜のカサミラも素敵です。
ちょうど通りの角地にあるので、照明もあってこの辺りではひときわ目出す曲線の奇妙な建物で人気ですよ。
カサミラの行き方と営業時間
地下鉄3号線と5号線のディアゴナル(Diagonal)駅から徒歩1分です!
私が宿泊していたホテルからは徒歩3分だったので本当に楽に行くことができました。
ホテル選びも自分の行きたい観光地から近いと便利でいいでしよね。
住所:
Passeig de Gràcia, 92
08008 Barcelona
営業時間:
11月6日~12月24日: 9時~20時30分、1月4日~3月2日は~18時30分)
Casa Mila (La Pedrera)の公式サイトはこちら→Casa Mila (La Pedrera)
まとめ
ガウディの作品カサミラ!
グラシア通りという大通り沿いにあるので買い物やお食事のついでに行かれるのもいいですね!
カサミラを知らなくても奇抜な建物を目にすればすぐにわかるはず。
中に入ってじっくり見るもよし、外見だけを楽しむもよし。
是非、見に行ってみてくださいね〜。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。